結婚披露宴のスピーチ。
祝辞を述べる際、花嫁である新婦さんに対して「細君」という呼称を使うのは誤りです。
奥様という呼称を使うようにしましょう。
間違えやすい言葉遣いですが、結婚披露宴の忌み言葉にも相当するものです。忘れずに覚えておきましょう。
細君とは自分の妻を表す言葉なんです。
はなむけの語源
餞(はなむけ)の語源を解説致します。 旅立つ人の馬の口を取って、旅立つ方向に向けてやったことから、旅立つ人や別れる人に贈る品物・詩歌の類を餞(はなむけ)・餞別(せんべつ)と言いました。お見送りの際の「馬の鼻向け」がはなむけの語源とされます。...
良い奥様になられることでしょう!祝辞フレーズ
上下左右に様々な人間関係が入り組む結婚披露宴。
細君って・・・
他人の妻( 同輩または自分より目下の者に対して用いる )を指す場合もありますが、元来は自分の妻を表します。細君とは、自分の妻を謙遜して言う言葉なのです。
「新婦の〇〇さんも、良い細君になるでしょう」は誤った表現となります。
あくまでも結婚披露宴の席においては、「良い奥様になられることでしょう」と敬称を使うように心がけます。
新婦様に対して「細君」という呼称はご法度となります。
歴史と共に使われる言葉も変わっていきます。
細君という言葉も、最近ではあまり聞かれなくなりました。活字でもあまり目にしなくなったような気がしますが、そう感じているのは私だけでしょうか。