オンラインでつなぐ結婚披露宴。
大神神社の挙式後、大正楼大広間にてオンライン披露宴が行われました。
昨年度末に導入したプロジェクターやスクリーン。近未来の披露宴を予測し、あらかじめ購入しておきました。まだまだ本格的なオンライン披露宴には至りませんが、まずは手軽に始められるスタイルとしてご案内しておきます。
簡易型オンライン披露宴。
パソコン操作やZOOMにお詳しいお客様にもお手伝い頂きました。
向こう側から順にスクリーン、プロジェクター、パソコンが並んでいます。パソコンはお客様のお持ち込みです。来年度には配信用サーバーをはじめ、デュアル映像スイッチャー、ハンディカメラ等々も当館の方でご準備致します。現時点では、プロジェクター、HDMIケーブル、スクリーンが有料貸出となっています。
リアルタイムで共有する時間!親族や友人に伝える感謝
コロナ禍で参加人数が少なくなった披露宴。
そんな状況下でも、多くの人にお披露目したい思いに変わりはません。遠隔地ゆえ参加できなかった祖父や祖母、仕事の関係で出向けなかった友人なども一堂に会し、大切な時間を共有します。
エプソンのプロジェクター。
スクリーンの間近から投影できます。
配信用サーバーやデュアルHDMIキャプチャーボード、手元カメラなどとつなぎ合わせ、活き活きとしたライブ配信を実現します。
高砂席からスクリーンの方向を見ます。
今朝届けられた高砂装花も綺麗ですね。ダリア(カマクラ)、トルコ桔梗、ナツハゼなどが盛り込まれています。
オンライン結婚式の時代背景には、テレワークの普及があります。
勤務地は都心部でなくてもいい。郊外から田舎へと、その居住範囲はどんどん広まっているように思います。ZOOMを中心とした遠隔配信も日常の中に入り込み、普及スピードも上がっているのではないでしょうか。
若竹煮。
産直市場で仕入れた新鮮な筍です。
今年は暖冬で桜の開花も早く、筍の出盛り期も前倒しになっていました。初夏のこの時期に、新鮮な筍を仕入れることが出来るか不安でした。蓋を開けてみれば、何の苦も無く入荷してきました。
鏡開きの酒樽。
祝い酒を中に入れ、槌と酌をセッティングします。
ゲスト装花は手軽に持ち運べるタイプですね。
祝宴の後は、どうぞお持ち帰り下さい。
パソコンとプロジェクターをつなぐのはHDMIケーブルです。
きれいな映像とクリアな音をお届けします。
肝心のインターネット接続環境ですが、大広間に設置している同軸線モデムを使っています。
お客様お持ち込みの骨伝導スピーカー。
腹の底に響くような音に臨場感が生まれます。
新婦様が席札用に鶴を折って来られました。
奈良県はダリアの産地ですが、初夏にもダリアの花が咲くんですね。秋のイメージが強かったのですが、意外と今の時期もシーズンに当たるようです。
オンライン結婚式の精度は、少しずつ高めていこうと思います。
パソコンやカメラに詳しくない人には「参加者事前教育」も必要になることでしょう。各々が所有するメディアに配信するオプションも考えられます。
会場にプロのカメラマンを入れることにより、より高度なカメラワークが実現します。スイッチャーを巧みに使いこなし、画面の切り替えがスムーズになれば、おのずと見える世界も違ってきます。
未だに賛否両論あるオンライン挙式ですが、時代の流れの中で向かうべき方向に進んでいくのではないでしょうか。