鎌倉時代の国宝・薬師寺東院堂をご案内します。
薬師寺の白鳳伽藍北側から入り、鐘楼の右手を進んで行くと、東回廊の左手に立派な建物が見えて参ります。
国宝の薬師寺東院堂。
薬師寺参拝といえば、薬師三尊像や東塔・西塔がイメージされますが、こんな境内の端っこにも国宝が佇んでいるんですね。
薬師寺の懐の深さを感じさせられます。
解体大修理!見納めの薬師寺東塔
凍れる音楽。 国宝の薬師寺東塔が、平成21年度より平成30年度まで解体大修理されることになります。 最後の見納めですね。 薬師寺東塔。 遷都祭の今年晩秋から、文化庁・奈良県により解体修理に入ることが決まっています。 美しい白鳳伽藍の中でも、...
東院堂の歴史!吉備内親王が元明天皇の冥福を祈り発願
薬師寺東塔が新たに生まれ変わり、益々活気を帯びる薬師寺。
薬師寺周辺は、唐招提寺と共に数多くの観光客が訪れるエリアでもあります。
東院堂の縁起が書かれていました。
歴史探訪においては、建物の縁起や由来は気になるところです。
東院堂の歴史は、養老年間に吉備内親王が元明天皇の冥福を祈って発願建立したことに始まります。
奈良時代にはもう少し東側に位置していたようです。
東院堂のウリは、これまた国宝の聖観音菩薩像です。
白鳳時代の仏像で、薬師寺のパンフレットには「祈りが昇華してゆく崇高なお姿」と案内されています。
仏像ファン必見の観音様ですね。
1300年の時を紡ぐ薬師寺東塔にばかり目が行きがちですが、東院堂のシックな魅力にも触れてみたいところです。
薬師寺の薬師如来台座
薬師寺が誇る国宝の薬師三尊像。 その中央に坐す薬師如来像の台座模型が、與樂門近くの東僧坊で展示されています(2011年3月執筆)。 薬師寺の薬師如来台座。 金堂に安置される実物の台座は、北側(玄武側)しか見ることができません。残念ながら、東...