中宮寺の国宝・半跏思惟像

中宮寺半跏思惟像

中宮寺のご本尊であらせられる半跏思惟像。
歴史上の文人たちを魅了してきた半跏思惟像は、文句なしの国宝です。

中宮寺は法隆寺の東院伽藍にある夢殿から程近くにあります。
聖徳太子が母の菩提を弔うために、その御所を寺にしたところから中宮寺の歴史は始まります。
小さな境内全体には、母性のような温かさが感じられます。

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中宮寺の拝観料

中宮寺門跡

こちらが中宮寺への入口です。

中宮寺は創建当初、現在地から東へ数百メートル離れた場所にありました。
創建当初の中宮寺には30mの高さを誇る五重塔があったと伝えられます。
伽藍配置も立派なもので、七堂伽藍を有した大寺院であったといわれています。

お寺というものは、歴史の流れの中で火災に遭い伽藍を失ったり、宗派が変わったりと目まぐるしくその姿を変えて今日に至ります。

中宮寺の拝観料

拝観受付に料金表がありました。拝観料は大人500円ですね。
中学生400円、小学生250円と細かくランク分けされています。

中宮寺の宗派は、法隆寺と同じ聖徳宗なんですね。
ここから右手奥の方に、半跏思惟像が安置された本堂や中宮寺門跡表御殿が控えています。

中宮寺は「聖徳太子建立七ヶ寺」のひとつに数えられます。

法隆寺、四天王寺、中宮寺、橘寺、蜂丘寺(京都の広隆寺)、池後寺(法起寺)、葛城寺。
そうそうたるお寺の名前が並びます。

中宮寺本堂

中宮寺の本堂。
この中に半跏思惟像が安置されています。

昭和43年に完成した鉄筋コンクリートの本堂です。
斑鳩の奥深い風情からは少し外れているような気もしますが、本堂の周りには池があって、山吹の黄色い花が水面に映る様子はとても綺麗です。

本堂の下で靴を脱いで、半跏思惟像の待つお堂の中へと入って行きます。
正面に国宝の半跏思惟像、左手手前に天寿国曼荼羅繍帳が置かれていました。
聖徳太子が亡くなられた後、たいそう悲しまれたお妃の橘大郎女(たちばなのおおいらつめ)が作らせた天寿国曼荼羅繍帳。
聖徳太子が往生している、天寿国という理想浄土の様子が刺しゅうされています。

中宮寺半跏思惟像

本堂真正面に鎮座なさっている半跏思惟像は、寺伝としては如意輪観音とされます。

しかしながら、美術史的観点から見ると、弥勒菩薩に分類されるようです。

足を組んで手を頬に当てる独特のポーズ。
どのようにして人々を救おうか、色々と思案を巡らしておられる様子がうかがえます。
中宮寺半跏思惟像はそれにしても美しい仏さまです。