淀姫を祀る月日神社!奈良の三条通

奈良の月日神社。

JR奈良駅から猿沢池方面へ続く三条通りを歩いていると、右手に見過ごしてしまいそうなほど小さい祠があります。

神社の名前は月日神社。月日神社の鳥居は三条通りに面して建っておらず、東の方角を向いています。その祠も同じく、猿沢池や春日大社の方向を向きます。

月日神社

月日神社。

お店の入口の前に鎮座します。

その立地から、街ナカのお地蔵さんを連想します。しかしながら、月日神社の御祭神三座を見てみると、北九州地方との関連が浮かび上がります。月日神社には与土日女神(よどひめのかみ)、旱珠日神(かんずひのかみ)、満珠月神(まんずつきのかみ)が祀られているようです。

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北九州との縁を感じる神様

与土日女神は神功皇后の妹に当たります。

別名を与止姫神、淀姫(よどひめ)、玉依姫(たまよりひめ)とも言います。

よどひめのかみは北九州地方に数多く祀られることで知られる神様です。その最たる神社は、佐賀県佐賀市に鎮座する肥前国一之宮の與止日女神社ではないでしょうか。

JR奈良駅

JR奈良駅の旧駅舎。

JR奈良駅を背にして、真っすぐ東へ徒歩5~6分ぐらいでしょうか。注意して歩いていないと見落としてしまいそうな場所に月日神社は鎮まります。

式内社の與止日女神社の通称は「淀姫さん」です。

その他にも、福岡県糸島市に鎮座する櫻井神社の御祭神も、与止妃(よどひめ)大明神のようです。

奈良と北九州地方を比べてみると、全く同じ地名が散見されることに気付きます。旧字体と新字体の違いはあれど、奈良にも桜井という地名が存在します。邪馬台国論争も奈良と北九州地方の間で争われていることを考えると、不思議なご縁を感じますね。

月日神社の御祭神

月日神社の案内板。

月日神社の由緒には、神功皇后が三韓征伐の際に諸神を配したという話が伝わります。

淀姫と並んで祀られる旱珠日神(かんずひのかみ)や満珠月神(まんずつきのかみ)は、海の干潮にまつわる神様であったと記憶しています。

なんだか神秘のベールに包まれたお社です。

奈良観光の中でも、かなりの穴場スポットと言えるのではないでしょうか。