大神神社のお守りの一つに龍馬鈴があります。
霊獣の龍馬(りゅうば)をモチーフにしたお守りで、人気の昇運守として知られます。
龍馬といえば、幕末に活躍した坂本龍馬を思い出すのですが、坂本龍馬の名前の由来にも、果たして霊獣の龍馬が関係しているのでしょうか。天翔ける馬には、ペガサスにも似た神秘的な雰囲気が漂います。
大神神社のお守り「龍馬鈴」。
以前に大神神社の境内で「みわ鈴」というお守りを購入したことがあります。
みわ鈴には三つの金色の鈴が付いていて、清らかな音を奏でます。
丸く円形に模られた木に、大神神社の神紋である三本杉がデザインされています。みわ鈴を所持していることもあり、今回は龍馬鈴の購入を見合わせましたが、近い将来に買ってみようかなと思っています。
三蔵法師を乗せた霊獣の龍馬
龍馬鈴をよく見てみると、背中に甲羅のようなものを背負っていますね。
龍馬というぐらいですから、基本的には馬なんですが、龍の頭から角が二本出ているのが特徴の霊獣です。霊獣は実在しないからこそ、それだけ人々を惹き付けてやみません。私は小さい頃、大相撲が大好きだったんですが、突っ張りで人気を呼んだ麒麟児という力士がいました。キリンビールのマークでもおなじみですが、麒麟なども霊獣のひとつに数えられます。
大神神社と檜原神社の間の山の辺の道途上に、三輪山と刻まれた石標が埋め込まれていました。
玄奘三蔵が活躍した西遊記においても、霊獣の龍馬が登場していることをご存知でしょうか。
三蔵法師を乗せて天竺まで歩いた白い馬こそ、何を隠そう龍馬だったのです。三蔵法師に夏目雅子、孫悟空に境正章が扮していたTVドラマの「西遊記」。毎週楽しみにしていたテレビ番組でしたが、龍馬の玉龍(ぎょくりゅう)を演じていたのは俳優の藤村俊二さんでしたよね。
大神神社の拝殿の正中の蛙股には、龍馬の彫刻が見られます。
昇り龍に天翔ける馬が合わさったような吉運の龍馬。運気上昇を祈願するなら、身近に置いておきたいお守りです。