奥吉野の宮滝エリア。
吉野川に架かる柴橋から眺める景色は圧巻!吉野川には何度も足を運んだことがありますが、上流の方の宮滝はまた違った趣です。橋の袂には宮滝展望台も設けられ、観光客向けに開放されていました。
宮滝展望台から望む「中岩の松」。
橋のすぐ下に巨岩が居座ります。長さ30m、幅6mにも及ぶ大岩で、岩上には松が生い茂っています。中岩の松と呼ばれ、一大景勝地を成していました。
宮滝に広がる大自然!奈良県景観資産
『吉野拾遺』に記される寛成親王(後の長慶天皇)の遊猟。
吉野川の水面に映える美しい松・・・あまりに惚れ惚れする絶景に「これを持ち帰れ」とむずからせたのだと伝わります。
展望台に案内札が付いていました。
柴橋から覗く中岩の松。
右手前の松がそれですね。
橋に沿って、飛び込み防止用の柵が張られていました。やむを得ず張られたフェンスだと思います。これだけの景色をフェンス越しに見るのは忍びない・・・そんなことから、この小枠が設けられたのでしょう。
緑の広がる宮滝遺跡。
柴橋の北西に史跡指定地がありました。
奈良県景観資産の案内板。
吉野川が眺望できる宮滝・柴橋
宮滝は飛鳥時代から奈良時代にかけて吉野離宮のあった所とされ、斉明、天武、持統、文武、元正、聖武天皇がたびたび訪れたといわれます。緑豊かな自然と大岩が立ち並ぶ様は壮観です。
柴橋と宮滝河川交流センター。
橋から見ると、吉野川の上流側ですね。
もう少し上手に「滝つ河内(かわち)」「二百文岩(にひゃくもんがん)」「甌穴(おうけつ;ポットホール)」などの見どころがあります。
吉野宮滝野外学校側から見下ろす中岩の松。
6月末に訪れたこともあり、緑の濃さが際立ちます。
見事な景勝地です。
吉野川にこんな大岩があり、そこに青々とした松が生い茂ります。
宮滝遺跡から桜木神社へ向かいます。
肝試しなのでしょうか、橋から飛び降りる人がいたようです。重大事故につながる危険性があり、フェンスが張られています。そのまんまの自然が残る宮滝エリアです。大自然の脅威を知る必要がありますね。