脳天大神の護摩祈祷が本殿の中で行われていました。
金峯山寺蔵王堂から脳天大神へと続く階段。
護摩とは梵語のhoma(ホーマ)を意味し、焚焼のことを指します。古代インドにおけるバラモンの祭火の名残を感じさせます。密教の世界では、火炉を設けて乳木(にゅうもく)などを焚いてご本尊に祈ります。
境内に護摩祈祷を案内するポスターが貼られていました。
入学試験特別祈祷でも護摩が焚かれます
脳天大神では一年に三回大祭が催されます。
1月19日の新春大祭、5月19日の春季大祭、10月19日の秋季大祭と続きます。それぞれの大祭当日には、午後1時より屋外の大護摩道場に於いて採灯大護摩供が修法されます。
毎月19日は月例祭の中にも含まれており、脳天大神さんにとって19日はとても大切な日のようですね。
さらにそれに加えて、1月15日~2月末日までは、毎日、入試合格を祈願する護摩祈祷が行われます。特別祈祷の学業守りが授与され、受験生たちにとっての心強い味方となります。
脳天大神の護摩祈祷。
堂内で行われる護摩祈祷にも迫力が感じられます。
右側が脳天大神の本殿、太鼓橋を渡り長い階段を上って行くと蔵王堂へとアクセスします。
智慧の火で煩悩の薪を焚く護摩祈祷。
何気なくお参りした脳天大神で、その人気の秘密を知る思いがしました。
脳天大神参拝案内
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総本山 金峯山寺 塔頭
脳天大神 龍王院
住所:奈良県吉野郡吉野町大字吉野山2482
拝観料:無料
駐車場:有り
アクセス:近鉄特急阿倍野橋駅~吉野駅(所要時間1時間15分)、近鉄特急京都駅~吉野駅(所要時間1時間40分)、近鉄特急名古屋駅~吉野駅(所要時間3時間) 吉野山ケーブル3分、徒歩25分