久しぶりに三輪山麓の散歩を楽しみました。
大神神社参道沿いから北へ向かい、茅原大墓古墳、慶運寺、ホケノ山古墳、箸墓古墳、三輪の茶屋跡と巡りました。軽いそぞろ歩きでしたが、そこかしこに春の息吹が感じられて良かったです。

梅川忠兵衛の石碑(三輪の茶屋跡)。
近松門左衛門の『冥途の飛脚』で知られる梅川忠兵衛の物語。
忠兵衛の故郷は奈良県橿原市新ノ口です。今も善福寺には、捕まって処刑された忠兵衛の供養碑が建っています。遊女梅川と忠兵衛は、大坂から故郷・奈良へ逃亡する道中に、旅籠屋の「三輪の茶屋」に滞在し、その後新口村へと向かったと伝わります。

『冥土の飛脚』に登場する三輪!箸墓古墳内濠の謎
伝統芸能の人形浄瑠璃。
大阪の日本橋に国立文楽劇場がありますが、一度鑑賞してみたいものですね。大正楼先代がまだ元気だった頃、樋口清之氏に「梅川鍋」という名前を付けて頂き、お客様に召し上がって頂いた時代もありました。

散歩の途中に出会った発掘調査現場。
つい先日、現地説明会も開催された箸墓古墳の渡り土堤跡です。巨大前方後円墳の「くびれ部」からやや南西方向に当たる民有地のようです。


梅川忠兵衛石碑前の植物。
この蕾はピンク雪柳でしょうか。

三輪の茶屋跡は、大神神社大鳥居からもすぐ近くです。
一の鳥居からも目と鼻の先ですが、民家の脇へ少し入った場所にあります。意外と知られていない名所ですね。近松門左衛門がお好きな方は是非(^O^)


三輪山と紅梅。
撮影地のすぐ傍には苧環塚(おだまきづか)がありました。三輪山神話の神婚譚・赤糸伝説のルート上です。

こちらは桜井市箸中の国津神社。
周辺には「的場」姓の民家が多く、どこか藩主・織田家の芝村藩を匂わせます。


大正楼中庭に開花する沈丁花。
毎年3月末から4月初旬に開花していましたが、今年はやや早目ですね。急に春のような陽気に包まれ、沈丁花も体内時計が狂ったのでしょうか(;^_^A

箸墓古墳の前方後円墳くびれ部。
緩やかにカーブを描きます。

近い内に埋め戻されるのでしょうか。
運よく見ることが出来て良かったです。
ちなみに橿原市の安楽寺にも、忠兵衛の墓碑があるようです。語り継がれる人形浄瑠璃の人気演目。様々な角度から奈良の歴史に想いを馳せるのもいいですね。


