金峯山寺の久富大明神

金峯山寺蔵王堂の向かって左手前に久富大明神が鎮座します。

あまり聞き慣れない神様だなと思って調べてみると、東京都世田谷区の久富稲荷神社に行き着きました。何か関係があるのでしょうか。

金峯山寺久富大明神

金峯山寺境内の久富大明神。

三つの鳥居が並び、その奥に祠が見えます。鳥居が幾重にも連なっているところを見ると、京都の伏見稲荷大社を思い起こします。伏見さんの千本鳥居とまではいかなくとも、ちゃんとお行儀良く三本の鳥居が並んでいます。

金峯山の地名由来
修験道の根本道場として知られる金峯山寺蔵王堂。 奈良県人である私でさえ、このお寺の名前を最初に見た時、その読み方には戸惑いを覚えました。金峯山寺と書いて、「きんぷせんじ」と読みます。お寺の名前に破裂音が入っているだけでも、十分に印象に...

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世田谷区の久富稲荷神社に祀られる穀物神

東京の久富稲荷神社には、宇迦之魂が祀られていると言います。

同じ「久富」を冠する神社ですから、穀霊神を祀るお社でしょう。

久富大明神の狛狐

祠の前には狐も陣取ります。

これはもうお稲荷さんに違いありません。

鋭い目をした狐が巻物を口にくわえています。尻尾の先が豊かにふくらんでいますね。

金峯山寺蔵王堂

吉野山のシンボルとして参拝客を出迎える金峯山寺蔵王堂

東京の久富稲荷神社の御祭神は大宮女(おおみやめ)、宇迦之魂(うかのみたま)、猿田彦です。橿原神宮境内の長山稲荷社にも、穀霊神の宇迦之魂が祀られていたことを思い出します。

五穀豊穣、商売繁盛がイメージされますね。

久富大明神

久富大明神。

名前からして福々しい印象を受けます。

東京の久富稲荷神社は、伏見稲荷大社の御霊を賜る形で祀られています。おそらくここ金峯山寺の久富大明神の御霊も、京都の伏見さんから賜っているのではないでしょうか。

金峯山寺参拝の際は、久富大明神にもお参りされることをおすすめします。