今年も馬見丘陵公園に於いて「馬見ひまわりウィーク」が開催されました。
最大の呼び物はヒマワリですが、公園内には色とりどりの花が開花しています。ひまわり以外にも注目する花を一つ見つけて帰るのも、馬見丘陵公園の楽しみ方の一つではないでしょうか。
公園内の4つのエリアに、約10万株のひまわりが咲き誇ります。馬見丘陵の地形を生かした彩りのパノラマ空間は、見る者を圧倒して余りあります。ひまわりの開花エリアも年々増えてきているようで、集いの丘エリア、花見茶屋周辺エリア、花の道エリア、カリヨンの丘・夏の花畑エリア等々で満開のヒマワリを楽しむことができました。
夏の庭を彩るペチュニア
朝顔のような形をした南アメリカ原産の花。
ペチュニアはナス科ペチュニア属の草丈30cmほどの花です。
ラッパ型の花が夏空に向かって陽気に咲いていました。
馬見丘陵公園に開花するペチュニア。
今回は紅白のペチュニアが咲いていましたが、ピンクや青、紫や白といった様々な色のバリエーションがあるようです。黄色いペチュニアも咲くと言いますから、ペチュニアだけで立派な花壇になりそうですね。
目の前のペチュニアは単色ですが、縁取り模様の覆輪、ストライプ、絞り咲きなど、その模様も実に様々です。
「Petunia」と記されています。
ペチュニアという名前は、ブラジルのグアニラ語ペチュン(タバコの意味)に由来します。ブラジル先住民の言語でたばこを意味するペチュニアは、確かにどこかタバコを思わせる姿です。
やまと花ごよみ2016『馬見ひまわりウィーク』のチラシ。
ひまわりウィークは、7下旬から8月初旬の週末を中心に開かれるイベントです。
イベントの開催時間は10時から16時までで、入園は無料です。
ひまわりの集客力にあやかり、様々なイベントも催されます。ピエロやバルーンアートが闊歩する大道芸パフォーマンス、夏休みの自由研究におすすめしたい「馬見昆虫探検隊」、屋台グルメを満喫する「馬見グルメガーデン」、オリジナルうちわを制作する「うちわにお絵かき」、小さい子供向けに用意された浅いプールの「ちゃっぷちゃっぷ広場」などが企画されています。
照り付ける夏の太陽によく似合うヒマワリ。
古代インカでは太陽神の象徴であったと伝わります。神様は自分の愛する我が子に、相似形を託すと聞いたことがあります。
太陽の似姿。
まさしくそれがヒマワリなのかもしれませんね。
これはヒマワリの蕾でしょうか。
もう既にこの状態から夏の太陽を思わせます。
ペチュニアの花畑。
馬見丘陵公園は駐車場も無料です。
園内も無料、駐車場も無料とくれば、週末には相当数の来客が見込まれます。そのためか、公共交通機関を利用してのアクセスが推奨されています。ひまわりウィーク期間中の土・日に公共交通機関を利用して来園すると、先着200名に限りプレゼント特典が用意されています。プレゼント引換券が午前9時より配布され、無くなり次第終了となります。
プレゼント引換券の配布場所は、近鉄池部駅付近とバス停「馬見丘陵公園」降車ポイントとなっています。
色が与える心理効果も働いているのでしょうか。
黄色いヒマワリを見ていると、それだけで元気付けられるような気が致します。快活なイメージにつながる黄色いカラーが、ヒマワリにさらなるエネルギーを注入しているようにも映ります。
今年はもう終わってしまいましたが、また来年の馬見ひまわりウィークが待ち遠しいですね。