近鉄南大阪線当麻寺駅の駅前に店を構える中将堂本舗。
当麻名物の中将餅を販売する和菓子店として知られます。葛城市観光に訪れたなら、一度は口にしておきたい中将餅を今回初めて頂くことになりました。
甘さ控えめの中将餅。
よもぎ餅にあんこが乗っかっています。牡丹の花弁がかたどられた中将餅は、口に入れた途端によもぎの香りが鼻腔に広がります。葛城の里に自生するよもぎがふんだんに活用されているそうです。
2個160円の中将姫伝説に彩られたよもぎ餅
長尾神社を参拝した後、長尾街道を南に向かって孝女伊麻旧跡を訪れ、そのまま折り返して当麻寺駅方面へ歩いて行きます。葛城市役所當麻庁舎の角を曲がって北へ進むと、右手に近鉄南大阪線と白鳳中学校を背景にした田園風景が広がります。長閑な風景を楽しみながら、当麻寺駅近くまで辿り着きます。
当麻寺駅前の中将堂本舗。
店構えがいいですね。中将堂本舗から真っ直ぐ西へ進めば、中将姫伝説に彩られる当麻寺へとアクセスします。
当麻寺へ向かう途中、右側に當麻蹴速塚が佇みます。
相撲資料館として知られる葛城市相撲館の向かって左手前に、相撲の始祖・當麻蹴速の五輪塔が建っています。史上初の天覧相撲で野見宿禰に敗れた人物こそが當麻蹴速です。桜井市の相撲神社に祀られる野見宿禰のことが思い起こされます。
2個1パックで160円のお値段です。
中将堂本舗の店内に入って、お店の人に「1個からでも購入できますか?」とお尋ね致しました。
すると、「2個からの販売となります」という答えが返ってきました。しかしながら、お値段を聞いてみると160円とのこと。迷わずに2個1パックの中将餅を購入致しました。わずかな金額にも関わらず、丁寧に包装して頂きました。
包装紙を解いてみると、こんな感じです。
美味しそうです。早く食べたい!
よもぎ餅の上にあんこが乗っかっています。
さらっとした漉し餡に大納言の粒が少量加えられています。製造年月日が5月27日で、消費期限は5月30日と記されていました。私は買ってすぐに食べる食べ歩きスタイルでしたが、持ち帰りを希望される方にも、保存方法として要冷蔵(10℃以下)と案内されていました。
葛城市役所當麻庁舎の駐車場壁面に、当麻寺の東塔・西塔が描かれていました。
崇神天皇陵前の御陵餅はよもぎ餅の中にあんこが入っていましたが、当麻名物の中将餅はあんこがお餅に付けられている格好です。
中将餅の原材料は砂糖、小豆、もち米、よもぎ、酵素(大豆由来)と記されています。
大豆由来の酵素って、一体どういうものなんでしょうね。なんだか興味がそそられます(笑)