通称「ゴマ柿」の西村早生。
富有柿、次郎柿、筆柿と柿にも色んな品種があります。西村早生は9月から出回る早生の品種です。果肉に“ゴマ”と呼ばれる黒い模様が入るのが特徴ですね。田原本町のマスコットキャラクター・タワラモトンが出迎える道の駅で販売されていました。
道の駅「レスティ唐古・鍵」で購入した西村早生。
糖度は15度前後あるようです。ヘタの緑が抜け、果実から少し浮いていますね。やや新鮮味には欠けますが、この辺りでは珍しいため購入してみることにしました。
富有柿よりも小ぶりな不完全甘柿
会席料理でよくお出ししている柿の白和え。
柿の出始め時期は刀根早生を使います。刀根早生には種が無く、処理しやすい利点があります。その点、西村早生には種があります。種が5個以上あってこそ甘くなる品種のようです。
西村早生と道の駅。
刀根早生の発祥地は奈良県天理市萱生町ですが、西村早生は滋賀県大津市で誕生しているようです。丸くずんぐりした形は富有柿に似ています。富有柿よりも一回り小さい品種ですね。
唐古・鍵遺跡から豚の骨が出土したことにちなみます。
道の駅の駐車場。
Pの上のマークは何でしょう? 復元楼閣の蕨手を表しているのかもしれませんね。国道24号を挟み、反対側に史跡公園が整備されています。気になる方は近くまで行ってご確認下さい。
道の駅「レスティ唐古・鍵」。
産直市場にレストラン、それにお土産物や観光情報コーナーもあります。
歴史ある町並み
1595年、「賤ヶ岳の戦い」での功績が認められた平野権平長泰は田原本に五千石の領地を与えられました。二代目の長勝が陣屋を築き、各所を結ぶ交通の要衝として発展しました。陣屋は現存しませんが、古い町の面影があります。
少し硬めでシャリシャリした食感が楽しめます。
柿のシーズンを迎え、食卓に上ることも多くなるでしょう。柿が赤くなれば医者が青くなるなんて言葉もあります。ビタミンCやカロテンが豊富で、血圧を下げるカリウムも含んでいます。
今秋もたくさん摂取していきましょう!