リンゴの飾り切り。
その名をリーフカットといいます。
リーフカットとは英語で、Leaf Cut です。リーフは葉っぱですよね。
リーフカットの名前の由来は、木の葉の形に似せてカットされているところからきています。リンゴの飾り切りで一番有名なのが、お弁当箱によく入っていたウサギの形のアレ(笑)です。
褐変防止の酢水
リンゴを飾り切りするときのポイントはリンゴの褐変(かっぺん)を防ぐことです。
褐変とは、色が変わってしまうことを意味する料理用語です。
褐変を防ぐために、切ったらすぐに、塩水かお酢を少し含んだ水にくぐらせます。
こうすることによって、色落ちを未然に防ぐことができます。
リンゴなどの果物をキレイに切ることをフルーツカッティングとも言いますよね。
料理の専門書の中にも、フルーツカッティングだけを取り扱った書籍が販売されています。
個人的な意見ですが、数あるフルーツの中でも、リンゴの飾り切りはやっぱり一番美しいと思います。
鮮やかな赤がよく映えるんでしょうね。
リンゴのリーフカットをさらに一歩進めた飾り切りです。
リーフカットが出来れば、このアップルボートはすぐにマスターすることができます。
このアップルボートを見て、とあるお客様から「まるで古墳の石室のよう」と言われました。なるほど、そういう見方もあるのかと感心致しました(^.^)
アップルボートはリーフカットの一番下の土台になる部分だけを残して、残りの部分を半分にカットしてそのまま載せているだけなんです。
リーフカットの切り方ですが、まずはリンゴをくし型に切ります。
丸のままのリンゴを4等分でも6等分でも構いません。
8等分でもOKですが、切り込みの層を増やすためにも6等分ぐらいが一番良いでしょうか。
くし型に切ったら、へたの部分を縦に切り落とします。
切り落とした部分がお皿に接する面になりますので、できるだけ平らになるように切り落とします。包丁の根元の部分から先の部分へ向かって、くし型に切ったリンゴのカーブの形に沿うように弧を描くように切込みを入れていきます。
この作業を何層にも渡って繰り返します。
慣れれば意外と簡単にリーフカットできるようになります。
果物関連の資格には、ベジタブル&フルーツマイスターがあります。
別名を野菜ソムリエともいいますが、野菜のみならずフルーツもその対象となっています。ベジタブル&フルーツマイスターの資格取得を目指している人なら、この”リンゴの飾り切り”は是非覚えておきたいところです。
皆さんも是非一度、挑戦してみて下さい。