知恩院参詣で訪れた京都東山エリア。
祇園白川の畔を東へ向かうと、風情ある巽橋に差し掛かります。橋の袂に鮮やかな朱色の社殿が建っていました。
京都祇園の辰巳神社。
社号標に「辰巳大明神」と刻みます。明神鳥居に注連縄を張り、結界の紙垂が下がっていました。
京都御所の辰巳方向に鎮座!稲穂の御神紋
この辺りは芸妓さんや舞妓さんの行き交う場所です。
観光客の往来もあり、いつも賑やかなイメージがあります。結婚式のロケーション撮影などでもお馴染みのスポットですよね。
辰巳神社の社殿。
稲穂の御紋が掛かっていました。
辰巳神社のある祇園新橋周辺は、伝統的建造物群保存地区に指定されています。歴史ある町並みに溶け込んだ神社ですね。
その昔、巽橋に棲みつき人を騙していたという狸が祀られているようです。辰巳神社の名前の由来ですが、京都御所の辰巳方向に位置していることに因みます。芸事上達のご利益があり、「祇園のお稲荷さん」の愛称で親しまれています。
伊勢海老の姿造り。
お正月シーズンにお出しした一品です。
社殿の前の石。
この石の上に立ち、手を合わせるのでしょうか。
祇園の辰巳神社では、初午など年四回の神事に伏見稲荷大社から神官が足を運びます。きっと “お稲荷さん” つながりということでしょう。