杏葉紋(ぎょうようもん)を岡寺の参道で見つけました。
杏葉紋は北九州地方でよく見られる家紋で、古くは大友宗麟の家紋として知られます。
杏葉(ぎょうよう)とは、馬の身体に付ける装飾具のことを意味します。
中国を経由して日本に入ってきたものであり、藤ノ木古墳からも出土しています。
馬が歩くたびにヒラヒラさせることで、権力を誇示していたのではないかと言われています。
大友氏の家系につながる法然上人
家紋にも色々ありますね。
お寺の紋章は瓦などにも刻まれ、一つのトレードマークになっています。
浄土宗常谷寺(じょうこくじ)。
岡寺へ続く治田神社の鳥居をくぐって参道を登って行くと、右手に常谷寺があります。
浄土宗の開基である法然上人は、大友氏につながる家系から出ているそうです。
なるほど、それで浄土宗の寺紋は杏葉なんですね。常谷寺の寺紋は鍋島花杏葉でしょうか。鍋島花杏葉は、北九州地方で勢力を得た鍋島氏にちなんだ家紋とされます。