柿本人麿公屋敷跡@桜井市巻野内

JR巻向駅を下車し、少し南へ進んだ所に柿本人麻呂の屋敷跡がありました。

JAならけん纒向支店の前庭に、石碑が建立されています。

柿本人麿屋敷跡の石碑

朝臣柿本人麿公屋敷跡の石碑。

万葉歌人で「歌聖」と称される柿本人麻呂。

人麻呂には巻向の地を題材にした歌が数多く残されています。この地を屋敷跡とする確たる証拠は無いようですが、巻向と人麻呂を結ぶ象徴的な顕彰碑と言えなくもありません。

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纒向遺跡や箸墓古墳の近くに建つ顕彰碑

屋敷跡の石碑があるのは古代ロマンあふれる場所です。

徒歩圏内に纒向遺跡や箸墓古墳があり、考古学ファン必見のエリアとなっています。

箸墓古墳

卑弥呼の墓と伝わる箸墓古墳。

真横からではありますが、前方後円墳の形がよく分かります。

向かって左側のこんもり盛り上がっている部分が後円部で、前方部は右側になります。ちなみに三輪山の方を向いているのは後円部です。埋葬施設のあった場所とされます。

柿本人麻呂の屋敷跡

JAならけん纒向支店。

古代の上ツ道沿いに位置しています。

ここから北西方向には、纒向遺跡中枢部の辻地区があります。徒歩数分ですので、足を延ばしてみられることをオススメします。

JR桜井線線路沿いの花

JR万葉まほろば線の線路沿いに咲く花。

奈良県内には柿本人麻呂ゆかりの地が幾つか存在します。

葛城市柿本の柿本神社、さらにはそこから分祀された橿原市地黄町の人麿神社などが挙げられます。

後世の ”後付け” が様々に語られる柿本人麻呂。

人麻呂から「人生まる」に掛けて、安産の神としても信奉されました。さらには「火止まる」に掛けて、防火の神様として仰がれた歴史もあります。俗に言う人丸信仰ですね。

纒向遺跡の近くに人麻呂の屋敷跡がある。

差し当って見るべきものは何もありませんが、奈良観光へお出かけの際は覚えておいてもいいのではないでしょうか。

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