もんどりって何?
モンドリとは漁具の一種で、水中に沈めて魚や水底動物を捕らえるための道具のことです。
蛸壷などもモンドリの一種と考えられます。昨今ではペットボトルを改造して、水中生物をおびき寄せる仕掛けが流行っていますよね。
奈良県の安堵町歴史民俗資料館に展示されていたモンドリ。
大きな ”もんどり” ですね。
安堵町歴史民俗資料館の灯芯引き
極楽寺や額安寺を参拝した帰りに、安堵町歴史民俗資料館に立ち寄ってみました。 入館料は大人200円。大学生・高校生が100円、中学生・小学生が50円となっています。 安堵町歴史民俗資料館の入口。 安堵町役場から程近い場所に資料館はあります。 ...
人の智恵!入りやすくて出にくい漁具
もんどりは、その仕組みが全てと言ってもいいでしょう。
竹や木材などを使い、「魚などが入りやすくて、しかも出にくい構造に作られた籠」がもんどりです。この他にも、鰻もんどりや鯉もんどり等もディスプレイされていました。
「もんどりを打つ」という表現があります。
ひょっとしてこのモンドリと何か関係があるのだろうか?と国語辞典で調べてみましたが、どうやら違う意味合いを持つ言葉のようです。
もんどりを打つとは、とんぼ返りをすることを意味します。
翻筋斗(もんどり)は、翻筋斗(もどり)の擬音化した言葉であり、身を逆さに反して立つことを言います。
昔懐かしい漁具のモンドリから、言葉の連想は広がっていきます。