客室の床の間に掛け軸が掛かっています(2011年度年末)。
赤鬼が柿の木に登っているのでしょうか。
掛け軸の解説は不得手ですので、とりあえずはお写真にてご案内致します。
鯉昇りの掛軸!シャガ咲く中庭
端午の節句を控えた4月初旬、鯉の滝登りを描いた掛軸が登場しました。 男の子の立身出世を願う縁起物ですが、勢い良く跳ねる鯉に開運を託します。 雅堂の『五匹鯉昇図』。 絹本に描かれた艶っぽい鯉で、鮮やかな色彩が目を引きます。ふくよかな鯉が水しぶ...
ツワブキの花咲く中庭
いよいよ年の瀬、来年の平成24年度は壬辰(みずのえたつ)歳のお正月を迎えます。天に向かって飛翔する昇り龍の勢いにあやかりたいですね。
つくばいと紅葉。
当館の中庭の木々もすっかり色付き、深まる秋と共に、厳しい冬の寒さへと身支度を整えつつあります。毎年のことですが、季節は確実に移ろいますね。
こちらの掛け軸には、平安の時代絵巻のような雰囲気が漂います。
宮中の様子が描かれているのでしょうか。
こちらは石蕗(ツワブキ)の花。
もうそろそろ花の見ごろも終わりを迎えようとしています。
辰年の龍には、実に様々な動物の姿が隠されています。
頭は牛、角は鹿、眼は蝦(えび)、耳は象、口はロバ、鱗は魚、鬚は人、腹は蛇、足は鳳(おおとり)であると言われています。様々な動物の寄せ集め、それが龍なのです。
神社仏閣の手水舎などでは、すっかりお馴染みの龍。
絵画の題材としても大変な人気を誇ります。
龍はまた、東の方角を守る四神の一つにも数えられます。
高松塚古墳壁画の青龍などは、つとに有名です。古来からの龍神信仰では、雨乞い祈願が各地で行われてきました。龍に宿るスピリチュアルなパワーは、誰しも感じるところではないでしょうか。
中庭の石燈籠。
今日は12月4日。事始めの12月13日まで、あともう少しですね。