樹上完熟の柿が入荷しました。
12月中旬近くまで、じっくりと樹上で完熟するのを待った美味しい柿です。早期に出荷される柿には感じられない滋味を味わうことができます。師走に入ってしばらく経った、この時期ならではのご馳走です。
樹上完熟の柿と冬の食材ブリを合わせてみました。
料理番組を見ていて、面白そうな献立を見つけたら、一度真似してみるのが習慣になりつつあります。今回のメニューも、京都の料理人である村田吉弘さんが料理番組の中で披露しておられました。
甘い柿とハムのような食感を楽しむ鰤
ハムのような食感が楽しめるブリ、という言葉に誘惑されて作ってみることにしました。
ちょうど樹上完熟の柿も手元にあることだし、ちょうどいいタイミングでした。
柿をみりんに漬け、ブリは醤油と酒に漬けて冷蔵庫の中に入れておきます。
漬け終わった後のブリの歯触りは、確かに生ハムのそれに近いものがありました。これは面白い!簡単なレシピですので、是非皆さんも一度お作りになられてみてはいかがでしょうか?脂ののった ”ブリ” という食材の持つ可能性を改めて感じた次第です。
自然薯も入荷しました。
市場でよく見られる形の整った、長細い自然薯ではなく、実に豪快な暴れ馬のような自然薯です(笑) 皮ごとすりおろして賄いとして頂きました。自然薯ならではの粘り気があって、とても美味しかったです。
もう一品の賄い料理は冬の定番料理であるポトフです。
手前から牛スジ肉、豚ヒレ肉、鶏モモ肉を用意します。手前から向こう側へと徐々に色が薄くなっているのが分かります。こうして見ると、牛スジ肉の色の濃さが際立ちます。
様々な野菜を放り込んで、じっくり時間を掛けて煮込んだポトフの味は最高です。寒い冬に栄養を蓄えるには、ポトフは実に有り難いお料理です。手軽に作れてしまうポトフは、賄い料理の定番になりつつあります。
一年を締めくくるこの時期、スーパー等で樹上完熟の柿を見つけたら購入してみましょう!とっても美味しいですよ。