鰆のピカタを作ってみました。
「春の魚」で「鰆(さわら)」と読みます。そのスマートな体型から、狭腹(さわら)とも書く淡白な魚です。
鰆のピカタ。
小麦粉の中に、隠し味として少しカレー粉も混ぜてみました。
日本料理にアレンジしたピカタ
ピカタ、ピカタと言っていますが、本来はピッカータ(PICCATA)です。
ピカタはイタリア料理に端を発し、バターで焼いた子牛肉にレモン汁を掛けます。今回は鰆ということで、粉チーズ入りの溶き卵にお味噌を加えてみました。
当館の中庭にも春の花が開花します。
蜂の巣をぶら下げたような三叉(みつまた)の花です。
鰆は水分の多い魚ですが、調理工程の中で適量抜いてあげると美味しく仕上がります。
寒鰆の黄身寿司!水分の多い出世魚
冬に美味しくなる寒鰆(かんざわら)。 魚偏に春と書くサワラの旬は春かと思いきや、本当に脂が乗って美味しいのは冬です。 回遊魚の鰆は出世魚で、2kg以下のものは「狭腰(サゴシ)」と呼ばれます。2kg以上のものを「鰆(サワラ)」と呼び、その体形...
三輪そうめんと春野菜のテリーヌ。
タラの芽も入っていて、春の息吹が感じられる一品です。
三輪山を背景に咲く馬酔木(あしび)。
昔の書物にもよく登場する馬酔木ですが、神奈備の三輪山にもよく似合います。
ピカタ料理はお花畑を連想させますよね。
春にはお決まりのメニューです。
味噌を混ぜた卵液は、最後に少しだけ取っておきます。焼き上がりに塗ってふんわりと仕上げます。
飛鳥の石舞台古墳では、菜の花が見頃を迎えています。
桜の開花を待って、菜の花と桜の競演が見られる石舞台古墳は春の行楽におすすめの場所です。
当館の中庭も華やかになって参りました。
もうすぐ春本番ですね。