大和ポークのばら肉。
甘い脂分を楽しむ三段肉ですが、やはり寒い冬に食べたくなりますよね。
冬は脂肪分を体に蓄える時期です。冬眠前の熊は、栄養分をたっぷり補給する必要があります。自然界の流れに従えば、人間も寒さをしのぐためにある程度の脂肪分が必要でしょう。
大和ポークのばらブロック肉。
ヤマトポークは奈良県産のブランド豚です。オレイン酸を豊富に含み、健康にも良いとされます。他の豚肉よりも脂分が甘く、くちどけの良さを感じさせます。
冬の語源は「殖ゆ」!豚バラを食べて目覚めの春に備えましょう
冬という言葉の意味を知ると、なるほどなぁと納得します。
冬の語源は「増える、殖える」にあります。徐々に内側に蓄えながら、来る春に備えます。決して目立ちはしませんが、目覚めの春に備え、密かにエネルギーを貯め込む時期なのです。
大正楼披露宴会場。
ゲスト席にも会場装花を飾り付けます。
大神神社の玉砂利参道。
玉砂利が両側の溝に落ち込まないよう、綺麗に掃き清められていました。12月13日の事始めより、二の鳥居前には大門松が立っています。初冬のこの時期、朝晩の冷え込みが厳しくなります。奈良盆地は四方を山に囲まれており、冷気がこもりやすいエリアなのです。
そんな寒いシーズンに美味しいバラ肉。
角煮にして頂くと、得も言われぬ味わいです。御多分に漏れず、大和ポークも値上げされました。物価高が続く日本列島ですが、今の世相を反映していますね。
高砂装花からスクリーンを見ます。
何もかも立ち枯れしてしまうイメージの冬ですが、どっこい目に見えないところでエネルギーを貯め込んでいます。土の下では今も、逞しい植物たちの営みが続きます。
冬は増ゆ。
人知れず日々の積み重ねを続けた者こそ、春の芽吹きを迎えることが出来ます。身も心も充実した春に至るため、少々の脂分は良しとしましょう。
冬はぼたん鍋の季節ですが、イノシシの脂も冬が美味しいですよね。
脂っこい食材は毛嫌いされがちですが、許される時期もあっていいのではないでしょうか。外に出るのが億劫になる冬。活動量が減る時期ではありますが、将来への蓄えだと思って罪悪感無く頂きたいと思います(笑)