すき焼きの肉を柔らかくするために梨を使う。
梨には肉を柔らかくする成分が含まれています。
肉を柔らかくして食べたい。
誰もが思う永遠のテーマですよね。
マイタケなども肉を柔らかくするために使われることがありますが、フルーツの梨にも肉を柔らかくする効果が期待できます。
肉を柔らかくする梨のプロテアーゼ
肉を柔らかくするタンパク質分解酵素。梨の中に含まれるプロテアーゼという成分には、肉を柔らかくする効果があります。タンパク質分解酵素は梨に限らず、パイナップルやパパイヤ、マンゴー、林檎、キーウィ、メロンなどにも含まれています。キーウィのゼリー...
梨に含まれるたんぱく質分解酵素
梨の成分には、肉類の消化を助けるたんぱく質分解酵素が含まれています。
肉を柔らかくする正体ですね。
すき焼きの割下の中にすりおろした梨を加え、鍋の中で一度火を入れます。そのまま冷まして濾せば、たんぱく質分解酵素入りの割下の出来上がりです。
このひと手間で肉が柔らかくなるなら、是非試してみたい調理法ですよね。
梨の成分はその90%が水分です。
利尿作用や体のほてりを冷ましてくれる効果もあります。カリウムも豊富なので、成分的には胡瓜とよく似ているのではないでしょうか。疲労回復やスタミナ増強効果のあるアスパラギン酸も含まれており、体力の落ちている時には心強いフルーツであることが分かります。
赤系の梨は日持ちがしません
梨の簡単な分類方法として赤系と青系があります。
幸水梨や豊水梨は赤系、二十世紀梨は青系に分類されます。
2~3週間は保存できる青系に比べ、赤系の梨は購入したらすぐに食べることをおすすめします。赤系はすぐにツヤがなくなって柔らかくなってしまうので注意が必要です。
水分が失われないよう、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。
梨の成分には、肉を柔らかくするたんぱく質分解酵素が含まれている・・・一歩進んだ料理をするために、覚えておきたい知識ですね。