産直市場で摘果メロンを購入しました。
摘果メロンとは間引いたメロンのことで、通常は栽培農家の間で消費される農作物だと思われます。普段は目にすることのない摘果メロンですが、漬物以外にも用途はあるはずです。色んな種類のメロンと共に買ってみることにしました。
夏に旬を迎える野菜や果物。
摘果メロンの他にも月しずくメロン、なりくらマクワ、UFOズッキーニ、黄金まくわ等々が並びます。
子メロンと胡麻クルミの和え物
成長段階で間引いたものを口にする。
安易に捨てるのではなく、そこに価値を見出して工夫する大切さを感じますね。
摘果メロン。
硬めの皮に産毛が付いていました。
この楕円形の果実が、成長するとメロンになるんですね。想像してみると面白いものです。
マスクメロンの苗には3個の実が成ると言います。3個全てを育てるのではなく、その内の2個を間引いて1個のみ育てるのが習わしのようです。間引かれた子メロンにも、本来の美味しさが詰まっているはずです。
摘果メロンの胡麻クルミ酢和え。
摘果メロンは漬物の他にも、胡瓜の代用としてポテトサラダに入れたりしますよね。あるいは子メロンをたたいて、梅干しや鰹節と和えても美味しい一品になります。
今回のように香ばしい胡麻と合わせても正解だと思います。
こちらは月しずくメロン。
糖度15~16度のノーネットメロンです。
純白の果皮に緑色の斑点がありますね。果形はやや腰高球です。色違いの月しずくメロンもあり、黄色が映える月しずくイエローもおすすめです。
近江野菜のなりくらマクワ。
10条の縦縞が走っていますね。メロンのような芳香があり、スイカのような瑞々しさも持ち合わせます。弥生時代の土器と共に、マクワウリなど原種に近い種子が出土しているそうです。
割と小ぶりな「なりくらまくわ」。
水分が豊富で、とても瑞々しい果実でした。
摘果メロンが市場に出回るのは、ほんの10日間ほどでしょうか。
まさに旬の食材です。
時期を逃せば食べられませんので、見つけたら即買いでいきましょう!