高畑エリアの不空院を参拝。
その後、白毫寺、山の辺の道方面へと足を向けます。
奈良市内のこんな所にまで山の辺の道が通っているのかと不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。金屋の石仏で知られる金屋、三輪方面から天理市の石上神宮までが主要な山の辺の道ルートとして人気がありますが、実際には天理市からさらに北へ、奈良市内までがその道程とされます。
白毫寺下手の仲良し地蔵尊。
不空院、新薬師寺方面から白毫寺を目指して歩いていると、白毫寺へ向かう四つ辻の所にお地蔵さんが祀られていました。このお地蔵さんは道先案内人のような役割も果たしているのでしょう。
コニファーの実!白毫寺から赤乳神社へ
コニファーの実。白毫寺の石段を下り、春日大社の末社である赤乳神社へ向かう途中でコニファーの実を発見しました。コニファー(Conifer)とは針葉樹の総称のことですが、これはヒノキ科のコニファーでしょうか。コニファーの実。面白い形をしています...
歴史を体現!地域の人々に愛されてきた地蔵尊
仲良し地蔵尊、なんていう名前もいいですよね。
愛着を感じます。
四つ辻にあった道標。
上手に白毫寺、下手に覚禅房胤栄の墓、このまま真っすぐ進んで行けば山の辺の道、鹿野園へと続きます。
のんびりとしたそぞろ歩きを楽しみたい観光客にはおすすめのエリアとなっています。
祠の前に「仲良し地蔵尊」の札が立っていました。
この辺りには仲良し地蔵尊の他にも、道のあちこちにお地蔵様が見られます。
地域の人々に守られてきた歴史がうかがえますね。
白毫寺の石標。
余談になりますが、白毫寺の「白毫(びゃくごう)」とは、仏様の眉毛の間にある白い毛のことを言います。
白毫は奈良県のマスコットキャラクターである「せんとくん」にも見られる特徴です。光明を放つ渦巻く白い毛に、思わず手を合わせたくなる衝動に駆られるのは私だけではないでしょう(^O^)