柳本駅前の首無地蔵

JR万葉まほろば線の柳本駅前に「首無地蔵」が祀られます。

昭和6年に安置された地蔵尊で、その歴史は第10代崇神天皇の頃までさかのぼります。

柳本駅前の首無し地蔵

天理市の首無し地蔵尊。

JR柳本駅を降り立つと、すぐ左手に祠がありました。

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遺棄された過去!多数の轢死者は地蔵尊の祟りか

駅前の首無し地蔵は、崇神天皇の時代の名石で造られているようです。

崇神天皇と言えば、「初国知らすすめらみこと」と呼ばれる初期の天皇です。系譜を辿れば第10代に当たりますが、実在する初めての天皇だったのではないかとする説もあります。そんな遥か昔の地蔵尊が祀られていると思うと、感慨も一入ですね。

首無地蔵

首無地蔵。

白い前掛けです。

赤い布の地蔵尊が多い中、ちょっと珍しいですね。

JR柳本駅

JR柳本駅。

蔵を思わせる海鼠壁(なまこかべ)が印象的です。

奈良の京終駅もリフォームされましたが、柳本駅も綺麗に生まれ変わったようです。

首無地蔵の案内板

首無地蔵の由緒書。

この地蔵石は人皇十代崇神天皇の頃の名石にして、往昔仏教盛んなりし時代において、この石に地蔵尊一体と南無阿弥陀仏と刻み安置しあり、後年仏教衰微の時代何者かに川に遺棄され、当駅の南方髙木川付近の堰石となり至りしに、当地者線路において轢死者多く人皆首無し地蔵尊の祟ならんと申し伝えたり。

滋において神仏崇敬の念を一般に徹底普及して前記の如き災難を免れんと昭和6年7月故坂口彦平氏等有志相図りて当所にこの地蔵尊を安置して首無地蔵と称し、朝夕礼拝してその災厄を免れんとす。

町内安全 柳本駅通 一丁目

なるほど、そんな悲しい過去があったんですね。

仏様を思う心は今も昔も変わりません。

黒塚古墳とチューリップ

黒塚古墳とチューリップ。

柳本駅からまっすぐ東へ向かうと、前方後円墳の黒塚古墳があります。

三角縁神獣鏡が出土したことで知られ、TVドラマ『鹿男あをによし』でもお馴染みです。