今秋にオープンした道の駅『飛鳥』。
近鉄飛鳥駅前に広がる多目的スペースで、明日香村観光の玄関口として注目を集めています。
駅を降りて右側に無料駐車場が完備されていました。ガードマンの方にお伺いすると、元々池があった場所とのことです。かなり広い駐車場で、レンタサイクルや電気自動車『MICHIMO』の乗り場も併設されています。
飛鳥総合案内所『飛鳥びとの館』。
道の駅飛鳥の中核を成す施設です。
飛鳥地域の観光情報をはじめ、地元土産物品なども販売されています。ATMや郵便ポスト、さらには公衆電話などもあり、フリーWi-Fiの環境も整っています。荷物預かりサービスを利用すれば、手ぶら観光も楽しめます。
二人乗り電気自動車に24時間トイレ!充実サービスの道の駅
超小型モビリティのMICHIMO(ミチモ)。
サービス開始早々から話題を集めた電気自動車のレンタルサービスですが、道の駅飛鳥のエリア内にその拠点が用意されていました。
超小型モビリティのMICHIMO(ミチモ)。
総合案内所の隣りに展示されていました。MICHIMOのレンタル場所は、駐車場スペースの左手前にあります。翼が生えたようなスタイリッシュな車ですね。”前後に二人乗り” という珍しい仕様が目を引きます。
「飛ぶ鳥のように旅をデザインする」~飛鳥観光の大きな目玉になりそうですね。
総合案内所『飛鳥びとの館』の館内。
玄関正面に大きな地図、その下には様々な観光冊子が並んでいます。インフォメーションカウンターはこの右奥に設置されていました。開館時間は9時から18時までで、冬季は17時までとなっています。
地域ならではの土産物も売られています。
飛鳥観光を楽しんだ後、ここに立ち寄って買い物を楽しむのもいいですね。
足元には飛鳥エリアの航空写真が!
飛鳥駅の西側に位置する真弓カンス塚古墳、マルコ山古墳、カヅマヤマ古墳、さらには草壁皇子の墓ではないかとされる束明神古墳が案内されています。
道の駅『飛鳥』の看板。
左側は高取川沿いの遊歩道です。右手奥に駅前利便施設の建物が見えています。
季節の花が道の駅を彩ります。
道の駅『飛鳥』は奈良県内で15箇所目の「道の駅」になります。今年4月にオープンした道の駅『レスティ唐古・鍵』に次ぐ開業で、観光拠点としての期待が高まります。
道の駅と言うからには、広い駐車場の確保が優先課題だったと思われます。思いのほか、それを見事にクリアしていました。
こちらは線路を背にする24時間トイレ。
とても清潔な印象の公衆便所です。
男性用(小)4基・男性用(大)3基、女性用10基、多目的用(オストメイト装備)1基が設置されています。
公衆トイレから線路沿いを南へ辿ると、駐車場の裏手に出ます。
木の柵の内側は民家のようでした。
駐車場脇の周辺案内図。
道路を挟んで反対側には、農産物直売所『あすか夢販売所』があります。道の駅がオープンする前からあった直売所ですが、この度、道の駅『飛鳥』の中に組み込まれたようです。
駐車場東側にあるレンタサイクルとミチモの拠点(MICHIMOステーション)。
駐車場の出入口が少し狭いため、ガードマンが常駐なさっています。
ミチモの最高速度は時速80㎞なんだそうです。
結構な速さですよね。
車種は NISSAN New Mobility Concept で、定員2名、航続可能距離約100㎞です。
ミチモの車体。
きちんとシートベルトも付いていますね。
季節により変動しますが、概ね貸出時間は9時から18時までとなっています。
利用料金は税抜価格で、3時間3,000円、5時間4,750円、1日8,000円に設定されています。二酸化炭素排出ゼロの電気自動車をレンタルして、是非あなたも飛鳥観光へ繰り出しましょう!
飛鳥駅の西側の高台に建つ家も見えますね。
左手前の建物は古都飛鳥保存財団です。
農産物直売所の駐車場脇から飛鳥駅前を撮影。
南北に国道169号線が通り、多くの車が行き交います。
飛鳥駅前の高取川に架かる高松橋。
壁画で知られる四神がデザインされていますね。
高松塚古墳や中尾山古墳なども近鉄飛鳥駅から徒歩圏内です。さらに足を延ばせば、天武持統天皇陵や鬼の俎・雪隠古墳などへも歩いて行くことができます。もちろん、レンタサイクルやMICHIMOを利用すれば、さらに広域に明日香村観光をエンジョイすることが出来ます。
様々な選択肢が用意された道の駅『飛鳥』。
飛鳥観光の益々の発展が期待されます!