いちごの宝石と称されるあすかルビー。
奈良特産品のあすかルビーを30分間食べ放題!なんていう嬉しい企画が催されています(2013年度3月執筆)。高松塚古墳から文武天皇陵の脇を通り、檜隈寺跡へと向かう途中、下りて行く坂道の右側にあすかルビーを栽培するビニールハウスが見えてきました。
いちご狩り体験が楽しめるビニールハウス。
向こう側に見えている、こんもりと盛り上がった緑が文武天皇陵です。
高設栽培のイチゴ狩り!30分間食べ放題の完全予約制
高松塚古墳もすぐ近くで、いかにも奈良らしい立地にいちご狩りハウスがあります。
あすかいちご狩りパークと銘打つ明日香村のいちご狩り体験は、村内の12箇所の農園で行われています。農園マップで確認してみると、どうやらこのビニールハウスは竹上農園さんのもののようです。
いちご狩りの幟旗が早春の風にはためきます。
あすかいちご狩りパークの営業情報をご案内致します。
- 開園日;土日、祝日、水曜日
- 開園時間;10時~16時(入園は15時30分まで)
- 入園料;GWまでは大人(中学生以上)1,400円、GWを過ぎると1,000円
概ねこんな感じでしょうか。
6月に入ると終了してしまいますので、5月までに申し込んでおきたいところです。あすかいちご狩りパークは完全予約制になっていて、30分間食べ放題のサービスが付いています。
子供の入園料は、大人に比べて割安に設定されていますね。予約の際に、当日お世話になる農園が案内されるという手順です。
国営飛鳥歴史公園の高松塚古墳地区に咲くマンサクの花。
私の感覚では、いちごの一番美味しい時期は2月から3月にかけてではないかと思っています。ちょうど早春に開花するマンサクと時を同じくして、いちごの出荷量が増えていきます。
高松塚古墳に隣接する文武天皇陵。
静安と尊厳が何より優先される陵墓です。厳重に結界の張られた鎖がとても印象に残ります。卑弥呼の墓ではないかと噂される箸墓古墳の立ち入り調査は記憶に新しいところですね。
文武天皇陵から檜隈寺跡(於美阿志神社)、キトラ古墳へと向かいます。
緩やかな坂道の右手に、いちご狩りが行われるビニールハウスが見えてきます。
いちごの美味しい食べ方が案内されていますね。
葉っぱの付いているヘタの方から食べると、先へいくほど甘味が感じられるようです。スイカも先っぽが甘いとよく言いますが、いちごの食味に関しても同じことが言えます。
いちごは傷みの早い食材としても知られます。スーパーで購入して冷蔵庫へ入れておくと、わずか数日でいちごの先っぽがぐじゅぐじゅになってきます。獲れたてのいちごが食べられるいちご狩りは、またとない機会ではないでしょうか。
ビニールハウスからさらに下って行くと、高松塚古墳の古墳前駐車場を案内する看板がありました。この場所からも、いちご狩りのビニールハウスと文武天皇陵を望むことができます。
明日香村でいちご狩り体験。
高設栽培されているあすかルビーを立ったまま収穫することができます。
大人の腰の高さに実ったいちごを、農園から渡されたはさみで収穫していきます。
しゃがむ必要がないので、体力的にも楽ではないでしょうか。週末を中心に実施されていることもあり、まだ一度も明日香村のいちご狩りを体験したことがないのですが、今年は是非一度チャレンジしてみたいと思います。