明日香村の大字越に鎮座する許世都比古命(こせつひこのみこと)神社。
巨勢氏の祖神を祀る神社です。
近鉄飛鳥駅から牽牛子塚古墳へ向かう途中にあり、今後は注目度も増していくでしょう。牽牛子塚古墳の整備が終われば、神社前を通る観光客も増えるものと思われます。
許世都比古命神社の祠。
こせつひこのみこと・・・あまり聞き慣れない名前ですが、武内宿禰(たけうちのすくね)の第5子に当たる神様とされます。ちなみに許世都比古命神社には別称があり、五郎社・五郎宮とも呼ばれています。
明日香村の許世都比古命神社
近鉄飛鳥駅の西側に鎮座する許世都比古命(こせつひこのみこと)神社。飛鳥駅を降り立つと、大抵の人は東側エリアに足を伸ばすことになります。高松塚古墳、キトラ古墳、石舞台古墳、飛鳥寺、橘寺などの観光名所へアクセスするには駅の東側ロータリーから出発...
御霊社の転訛か?五郎宮と刻む石燈籠
五郎社・五郎宮の名前の由来は定かではありません。
武内宿禰の第五子だから五郎社なのか、あるいは単に御霊社(ごりょうしゃ)が訛ったものなのか、未だにはっきりしたことは分かっていないようです。
石燈籠の竿に「五郎宮」と刻みます。
この石灯籠のみならず、境内のあちこちの燈籠に五郎宮の名前がありました。
神社の右手前には、道路の端にはみ出る格好で庚申さんが祀られています。
近鉄飛鳥駅の方を向きます。
このまま西へ下り、さらに北西方向へ進めば牽牛子塚古墳に辿り着きます。