高台から見学する鬼の雪隠@明日香村野口

こんもりと盛り上がった丘陵へと続く道が用意されていました。

場所は猿石と聖徳中学校を結ぶ道沿い。

鬼の俎・雪隠古墳から少し猿石側へ歩を進めた所に、遊歩道のような感じで階段が付いていました。以前にここを訪れた時には無かったような記憶があります。飛鳥ウォーキングを楽しむ観光客のために、新たに作られたのかもしれません。

鬼の雪隠

少し登った所で、鬼の雪隠の方向へと振り返ります。

細い道沿いにベンチのようなものが置かれていますね。鬼の雪隠のさらに向こう側に見える杜は、日本国家の礎を築いたことで知られる天武・持統天皇陵ではないでしょうか。

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旅行客をおもてなしする観光インフラの充実

眼下に飛鳥の原風景を眺める。

新たに作られた観光インフラのお陰で、今までには無かった新たな視点が加わります。観光客のみならず、地元の人にとっても歓迎すべきことではないでしょうか。

野口駐車場のレンタサイクル

野口駐車場に停めてあったレンタサイクル。

数多くの自転車の上に緑色のシートが掛けられています。出番を待つレンタサイクルも、春や秋の行楽シーズンには明日香村のあちこちを走り回ることでしょう。

明日香村の地下道

鬼の雪隠から聖徳中学の前を通り、さらに進んで行くと地下道がありました。

これも新たな観光インフラですね。

この地下道を通ると、出口の先には飛鳥きっての人気者である亀石が待っています。亀石、橘寺、川原寺跡、石舞台古墳、飛鳥の棚田と観光名所が続いていきます。

「風」の石碑

鬼の雪隠の裏の丘陵へ続く坂道の脇に、「風」と刻まれた石碑がありました。

丘陵の上へ出ると、そこはまさしく飛鳥の風が感じられる場所でした。

高松塚古墳へ続く道を眼下に収め、遠くのどかな明日香村の風景を堪能することができます。頂上付近には南都銀行さんによる植樹も見られ、近い将来にはここが新たな憩いの場所になるのではと予感させます。

鬼の雪隠と坂道

坂道を下りてきて、鬼の雪隠が近付いてきます。

左側に見えるビニールハウスのようなものが少し邪魔なような気も致しますが、そこはやはりご愛嬌です。「地域の方々と共存する古代の遺跡」といった趣で、むしろ喜ばしいことではないでしょうか。

この角度から見る鬼の雪隠は、さすがに初めてです。

鬼の雪隠古墳

せっかくなので、少し寄ってみます(笑)

囲いの中で鬼の雪隠が背中を向けています。

奈良には高い建物がありません。

奈良が誇る歴史的建造物や文化財を守る意味合いで、高い建物を建てることが出来ないのです。そのため、俯瞰するような角度から観光スポットを楽しむことができない傾向にあります。東京観光なら、東京スカイツリーのお陰で、あの東京タワーですら見下ろすことが出来ますよね(笑)

桜井から柳本エリアに密集する前方後円墳などは、目線の高さで見学するには限界があります。ヘリコプターを飛ばして、空から前方後円墳を見下ろせば、奈良ならではの観光が楽しめるのではないかと思うのです。まぁ、それは言い過ぎだとしても、こうやって小高い丘の上に登って見下ろすだけでも、随分違った光景が広がります。

鬼の雪隠

鬼の雪隠の正面に回ってみます。

この角度から見る鬼の雪隠が、従来からのアングルです。

交通の利便性や観光客からの要望に従って、次から次へと生み出される観光インフラ。最適化への道のりには、様々な思いも交錯することだろうと思われます。何が次の一手なのか、何がより良く楽しんで頂くための方法なのか、観光立国の模索はこれからも続いていきます。