大神神社挙式後のお食事にあすかルビーの酢豚をお出し致しました。
2月から3月にかけて、奈良県内の農産物直売所では古都華(ことか)やあすかルビーなどのイチゴがたくさん出回ります。イチゴの美味しい季節には、イチゴを使ったお料理でおもてなし致します。
あすかルビーの酢豚。
軽く湯がいたスナップえんどうを添えて供します。
春を演出するあすかルビーの料理
酸味と甘味のバランスが絶妙のあすかルビー。
奈良県特産品のあすかルビーは全国にその名を知られるイチゴです。塩こしょうした豚肩ロース肉に小麦粉をまぶし、油で揚げて旨みを閉じ込めます。フルーティなバルサミコ酢を3分の1量になるまで煮詰め、そこへ豚肉を入れて絡めます。最後にあすかルビーを軽く絡めて仕上げます。
今年も客室の箱庭に、梅の花が咲いています。
今冬の厳しい寒さに耐え、開花の時を迎えた梅は例年にも増して生き生きとしています。
大神神社の祈祷殿前。
祈祷殿の向こう側に見えている建物が、結婚式の執り行われる儀式殿です。
スナップえんどうは莢ごと食べられるのがいいですよね。
莢を開いてみると、丸い実が順序良く並んでいます。莢を開いたばかりのスナップえんどうは瑞々しく、初々しい春を見事に演出しています。
瑞鳥の鶴は結婚式の象徴でもあります。
古語の世界では、鶴のことを田鶴(たづ)と言います。
「鶴の一声」という言葉もあるぐらい、鶴の鳴き声にはインパクトがあります。古語辞典を紐解けば、「田鶴が音(たづがね)」という言葉が残されていることが分かります。「たづがね」は鶴自体を指すこともあり、
たづがねの悲しく鳴けば
と万葉集にも歌われています。どこか悲しい響きを感じさせるのでしょうか。結婚という人生の節目にも、哀愁を帯びた鶴の鳴き声をどこかに感じることができます。
大正楼中庭にも、様々な花が咲き始めました。
いよいよこれから春に向けて、開花シーズンを迎えようとしています。
鯖の酒粕パイン漬け。
大ぶりの鯖が入荷したので、一晩酒粕に漬けて焼きました。
大神神社は酒の神様でもあります。そういう意味では、酒粕を使った料理もご当地料理の一つということになりますね。
明日香村の各所ではイチゴ狩りが最盛期を迎えています。
あすかルビーを口いっぱいに頬張って、うららかな春を謳歌致しましょう。
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