奈良国立博物館の建築に携わった片山東熊(かたやまとうくま)。
なら仏像館(本館)と東新館をつなぐ地下通路に片山東熊の肖像写真が掲げられていました。
明治期の建築家として知られます。
奈良国立博物館の他にも、京都国立博物館、東京国立博物館、赤坂離宮、東宮御所なども手掛けています。
奈良博の伽藍神立像!寺のお目付け役
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地図に残る仕事!時を超えて伝わる片山東熊の想い
奈良国立博物館には多数の国宝・重要文化財が収蔵されています。
まさに日本の宝を収める建物です。
奈良国立博物館の模型。
本館が「なら仏像館」として生まれ変わるのを機に、開幕記念特別展として「至宝の仏像」展が行われています(2010年夏)。
歴史ある建物が持つ独特の深み。
建築家冥利に尽きるでしょうね。立派な建築物を見るといつも思うのですが、”地図に残る仕事”って素敵だと思います。
地下通路のショップには、仏像の写真がずらりと並んでいました。
Tシャツ、クリアファイル、携帯ストラップ等々のお土産物が多数販売されており、奈良フリーク・仏像ファンにとってはたまらない空間です。
なら仏像館の入口。
奈良国立博物館もそうでしたが、特に東宮御所の建築に心血を注いだ片山東熊。
片山東熊が建築に携わった東宮御所が完成し、明治天皇にその報告をした際、「贅沢すぎる」と天皇から申し渡されたそうです。そのショックから病気がちになったというエピソードが残されています。
奈良ゆかりの人物として片山東熊の名前を覚えておきましょう。