くしゃみは仏教語なんです。
お釈迦さまがくしゃみをすると、弟子たちは師の健康を願って「クサンメ」と一斉に唱えたそうです。
実に面白いお話ですよね(笑)
クサンメとは、古代インド語で「長寿」を意味する言葉なんです。
しょっちゅうも仏教語!時を越えて広がる言葉の世界
インドでは、くしゃみをすると命が縮まると考えられていました。
そこで、「クサンメ」と唱える風習が広まっていったようです。
一種の呪文ですね。
クサンメを音写すると、「休息万命(くそくまんめい)」「休息万病(くそくまんびょう)」となります。
東大寺転害門。
どうやら、クサンメ → クサメ → クシャミと転訛していったようです。
普段よく使われるクシャミという言葉が仏教語だったとは!
意外な発見ですね。
東大寺南大門金剛力士像。
”度々・頻繁に”を意味するしょっちゅうも仏教語でしたよね。
しょっちゅうクシャミをしている人には仏様のご加護があるかも(笑)