興福寺

奈良の仏像ガイド

興福寺法相六祖坐像の行賀

写実性に富んだ仏像に目が留まります。興福寺に伝わる法相六祖坐像(国宝)の内の一体、行賀像です。この写真を目にするまで、法相六祖坐像(ほっそうろくそざぞう)の存在すら知りませんでした。柄香炉(えごうろ)を持つ行賀像。立膝をし、やや上目遣いの視...
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杉苔が美しい苔の庭!吉城園

吉城園の苔の庭には、美しい杉苔(スギゴケ)が生育しています。近鉄奈良駅を降り立ち、奈良県庁の前を通って東大寺方面へ向かいます。地下歩道を抜けて北側の地上に出ると、程なく吉城園の入口へとアクセスします。吉城園(よしきえん)の苔の庭。茅葺屋根の...
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興福寺国宝特別公開『阿修羅 天平乾漆群像展』

毎年恒例の興福寺国宝特別公開。内覧会用のチケットを興福寺さんから頂いていたのですが、そのタイミングでは出向くことが出来ず、遅ればせながら5月初旬に訪れることとなりました。阿修羅像をはじめとする八部衆像、十大弟子像、金剛力士像、天燈鬼・龍燈鬼...
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興福寺五重塔・三重塔の同時開扉!仏像・板絵の公開

興福寺を代表する建築物の五重塔と三重塔。この2つの塔が初めて同時開扉されました。実はそれぞれの初層開扉の際、興福寺まで足を運んで見学したことがあるのですが、同時開扉は初体験です。記念すべきイベントだったので、この機会に参加することに致しまし...
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興福寺の額塚

興福寺には山号がありません。南都七大寺には不思議と山号がないため今まで気にも留めていなかったのですが、興福寺にはそれなりの理由があるようです。比叡山延暦寺や高野山金剛峰寺などに見られる山号はよく知られるところですよね。奈良の興福寺にも月輪山...
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『古都祝奈良』展示中の蓮アート@興福寺三重塔

蓮は色々な連想を生み出します。軒丸瓦のデザインに仏像の蓮華座など、古来より数多くのものに取り入れられてきました。泥中より綺麗な花を咲かせることから、「泥中(でいちゅう)の蓮(はちす)」という言葉も生み出されています。汚れた境遇にあってもそれ...
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左近の藤@興福寺南円堂

右近の橘に左近の桜。平安京内裏での一般的な並び方ですよね。明日香村の橘寺などでも、右近橘・左近桜の並びですが、興福寺南円堂の場合は右近の橘に対し「左近の藤」となっています。藤?この辺りで藤といえば、春日大社の藤が有名です。そして、その藤にも...
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興福寺弁才天供@興福寺三重塔

毎年7月7日は弁天さんの縁日に当たります。奈良の興福寺では、国宝三重塔の初層が開扉されて「弁才天供(べんざいてんく)」が営まれます。法要は午前10時から一時間ほどで済みますが、特別開扉は午前9時から午後4時まで行われます。法要真っ最中の興福...
日本語の意味

鴟尾とは

鴟尾(しび)とは、古代における瓦葺宮殿や仏殿の大棟両端に取り付けられた装飾のことを言います。沓(くつ)を立てた形に似ていることから、沓形(くつがた)とも称されます。唐招提寺金堂の鴟尾はあまりにも有名ですが、再建中の興福寺中金堂の大棟(おおむ...
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興福寺中金堂の瓦に鋸歯文を見る

興福寺中金堂の屋根瓦には鋸歯文(きょしもん)が見られます。鋸(のこぎり)の歯のような三角形のギザギザ模様で知られる鋸歯文。古代の銅鐸の周縁部分にも見られるおなじみの紋様ですが、その意味するところは何なのでしょうか。中金堂の再建現場が公開され...
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