親思いの結婚式を挙げるなら、奈良市本子守町にある率川神社がおすすめです。
大神神社の境外摂社でもあり、父神としての大物主神も祀られるお社です。
親族一同が会する結婚式の風景には、連綿と受け継がれる親から子への系譜が見られます。まだ見ぬ我が子へのバトンタッチの意味も込める率川神社の結婚式。親子のつながりが深く感じられる素敵な挙式が実現するのではないでしょうか。
率川神社本殿(春日造の本殿三棟)。
真ん中に姫蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)、向って左側に父神、右側には母神を祀ります。御子神を優しく守るように並ぶ三棟の様子から、子守明神の異名があります。
大三輪君白堤が創祀した率川神社!奈良駅から徒歩圏内の結婚式場
家系図を頭にイメージすれば、逆三角形の三位一体が浮かび上がりますね。
率川神社の正式名称は、率川坐大神御子(いさがわにます おおみわみこ)神社と言います。神社の名前からも、大神神社の御子をお祀りする神社であることがうかがえます。
結婚式は一日一組限定で行われ、新郎新婦を含めて30名ほどの参列人数。控室や着付室も用意されており、挙式料は5万円となります。
率川神社の拝殿。
拝殿の前には、蛙の形をした蛙石や大神神社の方角を向いた遥拝所があります。境内はこぢんまりとしていて、ここが奈良の中心市街地であることを感じさせます。
JR奈良駅の旧駅舎。
率川神社へのアクセスは、JR奈良駅から三条通りを東へ進み、やすらぎの道に出た所を右折します。程なく右手に率川神社の境内が見えて参ります。
率川神社の創祀は推古天皇元年にさかのぼります。
奈良市最古の神社と言われる率川神社ですが、推古天皇の勅命によって大三輪君白堤(おおみわのきみしらつつみ)という人物が創祀しています。創祀者の名前からも、大神神社との深い関係が見られます。
大三輪君白堤は大神神社の社家である大三輪氏の人物とされます。
鳥居をくぐって境内に入ると、すぐ左手に神前結婚式を案内する看板が立っていました。
仲良く三つ並んだ本殿が印象的です。
いつの世も変わらない、子を思う親の心が映されているような気が致します。
大神神社で結婚式を挙げたいけれども、立地的に桜井市までは少し距離がある。そんなカップルにおすすめなのが、大神神社の摂社に当たる率川神社です。JR・近鉄奈良駅からも程近く、交通の便の良い場所に鎮座しています。
安産、育児の神様としても名高い率川神社。
将来の我が子への思いも込めて、率川神社での和婚を実現するのもいいでしょう。
お腹の中に新しい命が宿り、二人の未来を誓い合う形で結婚式を挙げるカップルも増えています。おめでた婚、授かり婚、マタニティ婚などとも呼ばれていますが、新しいスタイルの結婚式にもおすすめの結婚式場だと思います。