大神神社から徒歩で行ける三輪山平等寺。
美しいフォルムの二重塔の左手奥に不動堂があります。
三輪山平等寺の不動堂。
不動堂の中央には、弘法大師御自作と伝わる三輪不動尊が祀られています。お不動さんの右には役行者、左には理源大師が脇を固めます。
三輪山平等寺の磐座
三輪別所の平等寺は、曹洞宗のお寺として知られます。 山の辺の道沿いに建ち、境内の二重塔が目を引きます。聖徳太子を開基とし、中興の祖を慶円と伝えます。ご本尊は十一面観音菩薩で、境内で行われる坐禅体験も人気を呼んでいます。 三輪山平等寺の磐座。...
降魔殿と三輪不動大護摩まつり
本殿向かって右の、高台へ足を向けます。
不動堂の前に立つと、「降魔殿」と書かれていました。
降魔殿。
魔を降ろす、いかにも力強いメッセージが感じられます。
仏の印を結ぶポーズに降魔印というのがありますが、何やら止めを刺したよな雰囲気が感じられ、降魔という言葉には言い知れぬ畏怖がつきまといます。
不動堂の裏手にある岩屋不動。
建物の中ではなく自然の磐座の中に祀られていました。三輪山の磐座信仰ではありませんが、より原始信仰に近いものを感じます。
三輪不動大護摩まつりの準備が進められる境内。
聖地巡礼で全国的にも有名な大神神社の近くに、不動堂を擁する聖徳太子創建のお寺があります。御存知でない方も多いのではないでしょうか。ここはひとつ、三輪山平等寺にお参りしておきましょう。