釵子(さいし)とは、十二単の花嫁かつらに用いられる金属板の髪留めのことを言います。
三本のかんざしと、一本の紫色の縒り糸で固定します。
髪留め具の釵子。
紫の縒り糸が見えますね。
日本の伝統的な花嫁かつらであるおすべらかしに用いられる釵子。釵子を「さいし」とは、なかなか読めませんよね。難読漢字の一つと言えるのではないでしょうか。この機会に是非覚えておきたいブライダル用語です。
結髪師という仕事!花嫁かつらの技術
花嫁かつらを作る結髪師(けっぱつし)という仕事があります。 あまり聞き慣れない言葉ですが、婚礼用の花嫁かつらや時代劇に使われるかつらなどを手掛けるプロのお仕事として知られます。 結髪師によって作られた花嫁かつら。 顔立ちにも色々あるように、...
女房装束の束髪ピン
ご婚礼衣裳を着付ける際、当館大正楼の客室をご利用頂くこともございます。
着付担当の業者さんに事前にお越し頂き、着々と準備が進められます。
客室の掛軸。
控室として利用をご希望のお客様は、あらかじめお電話にてお知らせ下さい。
婚礼予約直通電話;TEL 0744-42-6003
おすべらかしの頂に挿す釵子(さいし)。
宝髻(ほうけい)・蔽髪(ひたい)に添えて挿され、いよいよ本番への準備が整います。
十二単の白無垢を着る花嫁さん。
おすべらかしの後ろ髪は随分長いんですね。