おすべらかしとは、皇族の結婚の際に見られる下げ髪のことを言います。
漢字表記では、「大垂髪」あるいは「御垂髪」と書きます。
高貴な女性の髪型「おすべらかし」。
前髪を左右に張り、全体の髪の毛を頭のてっぺんにまとめ、その末を後ろに長く下げるスタイルです。江戸初期までは成人女性の髪形だったようです。後に高貴な婦人の正装として定着していきました。
婚礼衣裳におすべらかし!晴れ舞台を演出
現在でも、婚礼貸衣装の花嫁かつらとして人気を集めます。
髻(もとどり)の末を背後にすべらせ、長く垂れ下げる独特な髪型。垂髪(すべしがみ)とも呼ばれ、宮中に使える女性のさげ髪としても知られます。
可愛い十二単レンタル!簡単着付け大神神社結婚式
料理旅館大正楼では、十二単の婚礼衣裳レンタルも行っております。 大阪で開催されたブライダル産業フェアにて、幸運にも十二単の専門業者さんとお知り合いにならせて頂きました。その際、大和国一之宮・大神神社で、是非十二単の結婚式を実現させましょうと...
おすべらかしは要するに「すべらかし」のことです。
接頭語の「御」が付いているわけですね。
髪の毛を後ろに滑らせるスタイルからこの名前が付いています。「皇神」のことを「すべらがみ」と言ったりしますので、皇(すめら・すべら)に由来する言葉かなと思っていましたが、どうやら ”滑(すべ)らかす” が語源のようです。
大広間の丹頂鶴。
披露宴会場を兼ねる大広間には、瑞鳥の鶴の置物が飾られます。
「十二単におすべらかし」は一つのセットになっています。
若い女性の間で盛りヘアが流行していますが、昔も今も髪の毛を盛ることへの情熱は変わらないようですね。