大神神社結婚式の当日、会場装花としてピンクッションの花が届きました(2013年10月)。
見慣れない花を見て驚き、担当の方にお聞きしました。
ピンクッションという名前で、南アフリカの沿岸部に分布する花のようです。その色合いからピンクッションと名付けられたのかと思いきや、お裁縫の針山のピンクッション(Pin cushion)に由来しているようです。
結婚披露宴の会場装花として搬入されたピンクッション。
独特な雰囲気の花ですね。
親族会食会場を彩るヤマモガシ科の花
太陽の光、あるいは線香花火の閃光をも思わせます。
花言葉には「どこでも成功を」という思いが込められます。その明るいイメージは、結婚式の晴れの舞台にもよく似合っていますね。
結婚披露宴会場「大正楼」の奥座敷。
ヤマモガシ科レウコスペルマム属のピンクッション。
レウコスペルマムとは、ギリシャ語で白い(レウコ)種子(スペルマム)を意味します。
そろそろ旬を迎えようとしている蓮根を使った蓮根饅頭。
ジャガイモのでんぷん質と挽肉の旨味を加えて、もっちりとした食感に仕上げています。
挙式前日に新鮮なボラが入荷致しました。
秋から冬にかけて旬を迎える鯔(ぼら)。卵巣を塩漬けして天日乾燥させたカラスミが珍味としてもてはやされていますが、その引き締まった白身も大変美味です。
洗いや焼き物によく利用する魚ですが、今回は内臓と共にテリーヌのファルス(生地)に使ってみました。ウチワハギの新鮮な肝も手元にあったので、ねっとりとした美味しい生地に仕上がりました。
ピンクッションに近寄ってみます。
アンスリウムなどは会場装花として何度も目にしていますが、やはり初見の花には目が釘付けになります。世界は広し、花にも色々あるものですね。
引き出物の紙袋にも花が飾られています。
昨今では引き出物に関しても、ウェブ上からご注文になられるお客様が増えて参りました。家に居ながらにして、様々な種類の引き出物を閲覧することができます。比較検討も自由自在となれば、実店舗に足を運ぶ必要性も少なくなってきているのかもしれません。
こちらがボラの内臓です。
カラスミになる橙色の卵巣も見えますね。
今回はこの卵巣もテリーヌの材料として使ってみました。
柿と栗の柚子味噌焼き。
柿とバターの相性が映える一品です。秋を代表する味覚の柿と栗を、さっぱりとした自家製の柚子味噌で味わいます。
休日の空き時間に大神神社を散策していたら、「本日の挙式案内」と書かれた看板を見つけました。午前10時から1時間ごとに計5回の結婚式が執り行われていました。
結婚式シーズンともなると、やはり1日に5組の結婚式が催されているようですね。
ボラと三輪そうめんのテリーヌ。
お刺身用のボラの身と内臓、それにウチワハギの肝を使ったテリーヌです。
瑞兆の鶴が描かれた席札。
手作りの席札が人気を呼んでいます。
挙式前日、あるいは当日の朝に席札をご持参頂ければ、私どもの方で決められた座席に配置致します。座席表に関しましては、挙式2日前までにファックスにてお知らせ頂ければ幸いです。
ピンクッションの花に見守られながら、無事に催された結婚披露宴。
新郎新婦様の末永いお幸せを、スタッフ一同心よりお祈り申し上げます。