3月初旬の日曜日、大神神社の結婚式が執り行われました。
結婚式前日から新郎新婦様とご親族の方々にご宿泊頂き、挙式後も会食会場として当館大正楼をご利用頂きました。長い眠りから覚めた虫たちが蠢き出す啓蟄から数えて二日目、まだ肌寒さの残る中でのお祝いの席となりました。
午後1時からの会食に先駆け、挙式当日の午前中に花が届けられました。
あまり見慣れない珍しい花です。担当の方にお伺いすると、アストランティアという花なんだそうです。どこかシロツメクサを思わせる出で立ちに釘付けになってしまいました。
星に由来するアストランティア
アストランティアという名前は、ギリシャ語で星を意味する aster に由来しています。
言われてみれば、星の形にも似ています。まるで線香花火のように細かくはじけています。
ある程度高さのある会場装花が搬入されることが多いのですが、今回は横長に小ぢんまりとした印象の装花です。高砂席の前に置いてスタンバイ完了です。
見れば見るほど不思議な形状です。
5月29日の誕生花で、花言葉は「愛の渇き」とされます。
開花時期は5月から7月にかけての初夏ですから、この時期にアストランティアを観賞できるのはラッキーですね。アストランティアはセリ科アストランティア属に分類され、学名を Astrantia Major(アストランティア マヨール)と言います。
大正楼中庭。
啓蟄の初候を迎え、庭に育まれる生命も活動を開始します。
本格的な春を前に、観光関連の業界も下準備に余念がありません。つい先日も、送迎バスの営業で吉野大峯ケーブル自動車株式会社の旅客輸送部の方がご来館なさいました。桜井市観光協会の方も、新たなHPを立ち上げるとのことで、市のマスコットキャラクターひみこちゃんの描かれた名刺と共にお話に来られました。大阪からは和婚スタイルの営業の方がいらっしゃっています。
こちらはクリスマスローズという花だそうです。
クリスマスローズという名前ではありますが、クリスマスとも薔薇とも何ら関係がないそうです(笑)
大正楼回廊。
思い起こせば一年前の年頭にも、ぐるなびウェディングの営業の方がご来館なさいました。
情報掲載の依頼だったのですが、色々考えた上でお断り致しました。毎月一定額の広告掲載料が必要とのことで、現時点では不要と判断した次第です。楽天トラベル、ぐるなびトラベル等々の宿泊予約サイトは送客ベースで課金される仕組みです。楽天ウェディングもそうですが、どうやら婚礼部門に関しては各社共送客ベースにはなっていないようです。
送客の有無に関わらず、毎月費用が発生するシステムです。
当館大正楼の婚礼部門は自社ベースで展開しています。お付き合いのあるブライダル会社や個人カメラマンの方々と力を合わせて、心を込めた結婚式を作り上げています。今まで通りの営業スタイルでこれからもやっていきたいと考えています。
それにしても色々な花があるものですね。
今年の夏休みは奈良県内でインターハイが開催されます。
そのため、つい先ほどもJTBの方と打ち合わせを致しました。当館には7月末から8月頭にかけて、空手とフェンシングの選手がお泊りになられる予定です。春を前に、様々な動きが見られる観光業界。そんな流れの中で、いよいよこれから結婚式シーズンを迎えます。毎年1月と2月は結婚披露宴会場の下見予約が多数入って参ります。3月に入り、もうそろそろ下見予約のピークも過ぎた頃でしょうか。
クリスマスローズとアストランティア。
今年も一年、ブライダル周りの仕事に精一杯取り組んで行こうと思います。
<大神神社の結婚式関連情報>