大神神社結婚式の食事会。
高砂席にオンシジウムが彩りを添えました。
搬入の際に花屋さんに教えて頂いたのですが、初めて聞く花の名前でした。
高砂装花のオンシジウム(Oncidium)。
中南米原産の洋ランのようです。まるで蝶が舞うような花びらです。美しいですね、お祝いの席にもぴったりです。ラン科オンシジウム属のオンシジュームは、その姿から群雀蘭(むれすずめらん)とも呼ばれています。
菊花の帯で飾るスタンド装花
主役の新郎新婦様が着座する高砂席。
高砂装花にも二種類あって、今回のようなスタンドタイプは久しぶりでした。高砂席のテーブル前面を飾り付ける装花が一般的になりつつありますが、スタンド装花は“高さ”があっていいですね。改めてスタンド装花の利点を感じた次第です。
婚礼料理の伊勢海老サラダ。
ゆで卵の黄身と白身をまぶし、ミモザ風に仕上げます。
こちらはスイートピー。
会場が一気に春めきます。スイートピーの曲線美もどこか、艶やかな蝶の舞いを思わせます。
ちなみにオンシジウムの英名に「バタフライオーキッド(Butterfly orchid)」というのがあります。orchid は蘭を意味しており、“蝶のような蘭”ということなのでしょう。
菊花をあしらった帯。
スタンドに特製帯を巻き付けて頂きました。
披露宴会場の灯り。
歴史を感じさせる照明器具です。
ウェルカムボードには兎がいました。
折り紙で干支の卯を演出します。あるいは大神神社のなでうさぎでしょうか。新郎新婦様の心の籠った手作りウサギが列席者を出迎えます。
薔薇やガーベラも会場を彩ります。
金屏風を背に立つ高砂装花も乙なものですね。
オンシジウムの花言葉は「清楚」「一緒に踊って」。
ひらひらと舞う花びらが淑女のスカートを連想させ、Dancing lady orchid という英名にもつながっているようです。オンシジウムのお陰か、全体的に清楚な雰囲気に包まれた食事会でした。
新郎新婦様、並びにご親族の皆様方、どうぞ末永くお幸せに。