改めて思うのですが、伊勢海老は生命力が強い!
入荷した磯部産の伊勢海老をそのままお造りにしてご提供・・・ここまではいつも通りなのですが、少し余った伊勢海老をおが屑に入れて冷蔵庫に保管しておきました。翌日になってもまだ元気に動いています!
伊勢海老のお造り。
夏の鱧(ハモ)も生命力の強さで知られますよね。海から遠い京都市中心部でよく食されているハモですが、足のはやい鯖(サバ)などとは違い、運搬の途中で死んでしまうこともないようです。一方の伊勢海老は秋から冬にかけて旬を迎えますが、その生命力の強さから比較的安定して一年中出回ります。
高タンパク低脂肪の海老料理
海老は高タンパク低脂肪の食材として知られます。
その淡白な旨味は、焼くと香ばしく仕上がります。何より赤い発色が食欲をそそりますよね。生で食す車海老などは、その甘味が際立っています。
車海老。
その名の通り、腰を曲げてクルッと丸まると車の車輪を思わせます。淡路島や泉州沖で獲れる天然ものが良品とされます。
車海老の刺身。
頭の殻を立てて盛り付けます。
生地の中に帆立を入れたテリーヌですが、今回は車海老やブラックタイガーも使ってみました。
ミキサーにかける際は、少し食感を残す程度に処理するのがポイントです。
海老のプリッとした食感は何ものにも代え難いですからね(笑)
伊勢海老は強し。
海の高級食材はその生命力の強さでも抜きん出ています。
伊勢海老に限ったことではありませんが、残念ながら海の資源は限られています。伊勢海老の産卵期に当たる6~8月は禁漁期とされます。夏でも生け簀にストックされた伊勢海老を食すことは出来ますが、敢えて夏は伊勢海老を口にしないというのもいいでしょう。
いつまでも伊勢海老を楽しむことが出来ますように。