10月末日に催された大神神社結婚式の食事会。
当館のHPからご予約頂き、打合せ段階から色々とお世話させて頂いたお客様です。結婚式当日はお二人の門出を祝うかのように、爽やかな秋晴れの一日となりました。
大正楼の大広間。
高砂装花がスタンバイし、お客様のご到着を待ち受けます。
挙式から2時間後の食事会のため、早朝から厨房で忙しく立ち回っていました。そうこうする内に、花屋さんが会場装花と両親贈呈用花束をお届け下さいました。
フウセントウワタの花言葉
前日お泊り頂いていたお客様をお見送りするため、そそくさと玄関口に向かいます。
そこでバッタリ花屋さんと鉢合わせ(笑) 毎回綺麗な花をお届け頂いているのですが、普段は顔を合わせることもなく過ぎ去っていました。運良くお会いできた日には花の名前をお伺いするようにしています。
風船唐綿(ふうせんとうわた)。
ぷっくりと風船のように膨らんだトゲトゲの実を発見!さっそく花屋さんにお伺いし、「風船唐綿」という名前を教えて頂きました。食事会が終わってから、すぐに「風船唐綿」を検索してみました。そこで目に付いたのがフウセントウワタの実の花言葉です。
「いっぱいの夢」
いかにも結婚式にふさわしい花言葉ですよね。この緑色の実の中には、羽根の付いた種がぎっしり詰まっているそうです。晩秋になると実が割れ、風に乗って飛散する習性を持ちます。そのことを知ると、夢がぎっしり詰まった宝箱のようにも見えてきますね。
こちらはクリスマスブッシュ。
星形の小さな花をたくさん付けていますが、オーストラリアの夏のクリスマスを告げる花として知られます。秋には装花の種類も豊富になるようで、今まで見たこともない花がたくさん活けられていました。ちなみに右下に見える黄色い花はモカラという名前なんだそうです。
大和肉鶏の古代米サラダ。
宇陀産の黒枝豆が最盛期を迎え、サラダの材料には欠かせなくなっています。普段は照焼などの献立で大和肉鶏のモモ肉を使うのが常ですが、あっさりとしたサラダ料理にはささみ肉を使います。古代米(黒米・赤米・緑米)がいいアクセントになって、得も言われぬ味を引き出しています。
前回の会場装花にも登場した石化柳ですね。
日本人の感性に合った装花材料なんだと思います。一つとして同じ形は存在しないんでしょうね。
安納芋の豆乳パンナコッタ柘榴添え。
安納芋の美味しい季節になりました。レモンの風味を加えることで、安納芋の甘味がより上品に演出されます。
風船唐綿と金屏風。
フウセントウワタはガガイモ科に属し、南アフリカ原産の植物とされます。9月頃までなら白い花も観賞することができるようです。「いっぱいの夢」をその実に抱え込んだ風船唐綿。綿毛の付いた種が飛散し、さらなる飛躍が始まるのももうすぐですね。
秋を思わせる高砂装花ですね。
フウセントウワタに夢を乗せ、幸せな結婚生活を送って頂きたいと思います。
この度は誠におめでとうございました!
<大神神社の結婚式案内>