飛鳥探訪の出発点となる国営飛鳥歴史公園館。
明日香村の立体模型(ジオラマ)をはじめ、タッチパネルの飛鳥百景などが人気の施設で入館料も無料です。高松塚古墳の駐車場奥にあり、立地的にもおすすめです。
国営飛鳥歴史公園館。
年末年始こそ休館していますが、その他のシーズンはいつも開いています。開館時間は17時(12~2月は16時30分)までで、飛鳥観光の情報収集には欠かせません。
飛鳥里山クラブによるオオムラサキの飼育
国営飛鳥歴史公園館の入口横に、国蝶に指定されるオオムラサキが飼育されていました。
自然体験を楽しむ里山イベントの一環で、毎年オオムラサキの放蝶や放虫が行われているようです。オオムラサキはタテハチョウ科に分類され、1957年(昭和32)に国蝶に指定されています。
飼育中のオオムラサキ。
ネットで囲われていて、中を覗き込んだのですが残念ながらオオムラサキは確認できませんでした。翅を広げると10cmぐらいになるようですが、まだ成虫には達していなかったのかもしれません。
里山自然教室では、オオムラサキを観察した後、近くの甘樫丘に蝶を放つ放蝶会も行っています。
国営飛鳥歴史公園館の館内。
高松塚古墳の墳丘写真ですね。「極彩色壁画と出会う」と題し、左下には壁面に描かれた飛鳥美人像も案内されています。
現在地が示される立体模型。
見事なジオラマですね!
まるで飛鳥の大空を滑空しているかのような錯覚(笑) 畝傍山の東方が市街地になっていることもよく分かります。その市街地から南へ、明日香村の周辺には緑が広がっています。
こちらはキトラ古墳周辺地区ですね。
ボタンを押せば、該当ポイントが点灯する仕組みです。壁画体験館がオープンして盛り上がりを見せるキトラ古墳ですが、上空から見ればこんな感じなんですね。
漫画家・里中満智子氏の来館記念。
代表作の『天上の虹』と共に、サイン色紙が飾られていました。
国営飛鳥歴史公園館の入口前は駐車禁止です。
くれぐれも注意しましょう。この辺り一帯は、人工飼育中のオオムラサキからも目と鼻の先です。
館内には歴史ある道標も案内されていました。
川原寺跡の南西隅にある石標のようです。
奈良県最古、日本国内でも二番目に古いものとされます。1673年に建立されたようで、「左はせみち 右おかみち」と記されます。