鮮やかな色彩が施されたおふさ観音のお守り。
「幸運のバラの鈴」と名付けられたお守りが拝観受付にて販売されていました。
薔薇の描かれたおふさ観音のお守り。
見ているだけで華やかな気分にさせられるお守りです。
鈴守に華おみくじ!生き人形展の小房観音
本堂前の香炉に立てられた線香の煙が立ち込めます。
拝観受付の前に並べられたお守りを拝見~境内で開催されるバラまつりにちなんだお守りが一際参拝客の目を引きます。細い鍵穴のような穴が開けられていて、そのお守りが鈴であることが分かります。
幸運のバラの鈴。
600円と書かれていますね。
鈴の音色は疲れた心を癒してくれます。邪気を払う力もあるのでしょう、全国各地の神社仏閣で鈴をお守りにしているところを多く見かけます。おふさ観音と同じく、大和七福八宝霊場に名を連ねる大神神社にも、みわ鈴や龍馬鈴といった鈴のお守りがあります。
ブルーもいいですが、赤い色のお守りもいいですね。
色は私の見る限り、ブルー、レッド、ホワイトの3色が用意されていました。
安倍文殊院から大和長寿道のハイキングを楽しみながら、ここおふさ観音まで足を運ばれる方も多いでしょう。
あるいはおふさ観音の薔薇が見たい、というたった一つの目的のために参詣される方もいらっしゃるのかもしれません。
おふさ観音へはJR畝傍駅や近鉄大和八木駅を下車することになるのですが、少し距離があります。そのためか、お車でアクセスされる方を数多くお見受けします。国道165号線の縄手町交差点近くにあるおふさ観音の駐車場に車を停めて、西へ徒歩3~4分で到着します。
おふさ観音本堂と薔薇。
山門を入ると真正面に本堂、左手に鐘楼があります。
おふさ観音の発展に尽力した名士の「飯田喜八郎像」という生き人形が展示されているようでしたが、残念ながら拝観時間に限りがあったため、今回は断念することに致しました。
おふさ観音の華おみくじ。
招き猫おみくじと同じく、料金は200円でした。
おふさ観音の正式名称は、高野山真言宗別格本山観音寺と言います。
ご本尊は観音様なのです。
衆生の下に降りてきて救いの手を差し伸べて下さる観音様。悟りを開いた如来には感じられない親しみやすさが魅力ですが、バラまつりや風鈴まつりで賑わうおふさ観音の境内には、もうそれだけで観音様のお慈悲が感じられるでしょう。
おふさ観音は奈良県の交通の要衝である大和八木駅から近いことでも知られます。
奈良へ旅行にお越しになられる方々によく聞かれることがあります。
奈良のターミナルはどこですか?
奈良の主要駅を二つ挙げるとすれば、近鉄大和西大寺駅と大和八木駅ということになります。近鉄大和八木駅からは北の京都、東の伊勢、南の吉野、西の大阪方面へのアクセスが大変便利です。比較的のんびりとした奈良県内にあっては、乗降客も数多く、賑やかな駅ではないかと思われます。
大和八木駅で下車して、江戸時代の町並みが今も残る今井町を散策し、その足でおふさ観音にお参りする。そんな旅行ルートがあってもいいのではないでしょうか。