おふさ観音の南部風鈴

岩手県奥州市産の風鈴です。

おふさ観音の本堂前に南部鉄器の風鈴が吊るされています。私の記憶では、毎年この場所で見るような気がします。岩手県が誇る伝統工芸で、及源鋳造さんの手によるものだそうです。

おふさ観音の南部風鈴

本堂前の南部風鈴。

17番と番号が振られていますね。透明ガラスの涼やかな風鈴が多い中、重厚感があります。風鈴の音色に涼を感じるのは日本人特有の感性らしいですが、暑い日には聞きたくなりますよね。

おふさ観音の風鈴まつり!北向き千手観音
夏の涼を楽しむおふさ観音の風鈴まつり。 既に7月1日から開催されており、今年も乗り遅れまいと高野山真言宗別格本山の境内に足を運んで参りました。 小房観音境内に吊るされる せんとくんの風鈴。 手を合わせて風に揺られるせんとくんがとても印象的で...

スポンサーリンク

余韻を楽しむ「おふさ観音名物」と一輪のヒマワリ

毎年夏になると、おふさ観音境内で催される「風鈴まつり」。

そう広くない境内に、びっしりと風鈴が吊るされています。あちこちからチリンチリンと音が鳴り、体感温度を下げてくれます。鐘楼前を通りかかると、背の高いひまわりが咲いていました。おふさ観音にヒマワリ?ちょっと意外でしたが、こちらも夏の風物詩ですよね。

おふさ観音の風鈴まつり

サーカスにでも登場しそうな象。

夏らしく金魚を描いた風鈴も見られました。ご存知のように奈良県大和郡山市は金魚の養殖が盛んです。金魚すくい選手権も開かれるほどの名産地です。奈良といえばすぐに金魚が結び付きますね。

南部風鈴の案内

南部風鈴の案内。

岩手県の伝統工芸である南部鉄器の風鈴です。古く900年前の平泉時代から受け継がれる鋳物技術の一端を担いつつ、鉄器の担い手としていくつもの世代を超えて送り出してきた創業嘉永5年の及源鋳造で作られました。その澄んだ音色と深い余韻は日本の夏の音色として古くから親しまれております。

不動明王。

南部鉄器は錆びにくいようです。丈夫で長持ちすることから、昨今のSDGsの流れにも沿っています。

見るからに涼し気な風鈴。

風鈴の音を聞きながら、冷たいかき氷を頬張る。これは最高の贅沢ではないでしょうか。

藤の花ですね。

このデザインは初めて見ました。少し前の初夏のものですが、風鈴まつりに仲間入りです。

鐘楼前のひまわり。

一輪だけ咲いており、余計に印象に残りました。馬見丘陵公園のひまわり畑など、辺り一面に咲くひまわりを見てきただけに、こういう孤高のひまわりもいいものです。

おふさ観音の風鈴まつりですが、今年も8月31日まで開催されています。毎年思いますが、入場無料が嬉しいですよね。

タイトルとURLをコピーしました