5世紀前半に築造された円墳です。
竹内街道を下り、交差する県道御所香芝線(山麓線)を南下すると右手に見えてきます。直径は40m余りで、割と大きな古墳です。「鍋塚古墳」という古墳があることは地図で確認していたのですが、場所は定かではありませんでした。ただその大きさ故、とても分かりやすい古墳でした。
葛城市竹内の鍋塚古墳。
所在地は兵家よりも北方の竹内です。墳丘に竹が生い茂り、探索の目印になりますね。
出土遺物としては朝顔形埴輪片、鰭付き円筒埴輪片などが挙げられます。周濠の跡も確認されました。今回は時間が無かったので、墳丘には近づかずに車道へと出ました。おそらく墳丘にも登れるのではないでしょうか。
県道沿いのお洒落なカフェから道の駅へ
春のウォーキング。
往路は「道の駅かつらぎ」から太田、兵家、竹内と集落の中を歩きました。
帰りの復路は車道沿いを歩いてみます。車で通りすぎるだけでは見過ごしてしまう新たな発見も幾つかありました。
鍋塚古墳の近くにあるエアストリームランダーカフェ。
山麓線沿いにあるお洒落なカフェです。アメリカンな雰囲気に思わず足が止まりました。
キャンピングカーのエアストリーム。
これは目立ちますね。
山麓線を南へ南へ歩いて行きます。
道の向こうに「しあわせの森公園」の芝桜が見えています。見晴らしのいい高台に咲いているだけに、ここからも見えるようです。
道の駅かつらぎに近づいて来ると、よりはっきりと “ピンクの絨毯” が確認できます。
右手前に玉垣に囲まれた杜があります。足を踏み入れてみましたが、“何か”が祀られているようです。ただ、神社のようでもなく・・・とても不思議な場所でした。
芝桜の前を南阪奈道路が通っています。
今回は平林古墳と芝塚古墳の見学が主な目的でした。少し足を延ばして綿弓塚、竹内街道、西光院、春日若宮神社、鍋塚古墳と巡りました。予定には無い散策をどれだけ楽しめるか、充実した一日には欠かせないポイントですね。