明日香村稲渕

明日香村稲渕のバス停

明日香村稲渕のバス停。

明日香村稲渕っていえば、勧請綱掛神事や飛び石で有名ですよね。
飛鳥川に架け渡される勧請縄の男綱~毎年成人の日になると、1年間の役目を終えた旧男綱から新しい男綱に架け替えられる神事が執り行われます。飛鳥坐神社の神官によって神事は進められます。

飛鳥坐神社

2月の第一日曜日に催される奇祭のおんだ祭で知られる飛鳥坐神社。

五穀豊穣と子孫繁栄を願うお祭りですが、天狗とおかめによる夫婦和合の所作が人気を呼んでいます。飛鳥坐神社の神官によって勧請綱掛神事が執り行われていることを思うと、この神社がいかに明日香村に根を下ろしているかがうかがえます。

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男綱と女綱が張られる勧請綱掛神事

勧請橋の上に架け渡された男綱は男性のシンボルです。

男性の象徴が邪悪なモノの侵入を防ぐと伝えられます。さらに飛鳥川上流の栢森には、女性のシンボルである女綱が張られています。

明日香村稲渕の男綱

勧請縄の男綱。

明日香村稲渕のシンボルとも言える存在です。

奥飛鳥に連綿と受け継がれる性崇拝の跡が見て取れますね。明日香村稲渕は神奈備の郷と言われます。神様が鎮座する聖なる場所。

甘樫丘や雷丘も神奈備と称されますが、飛鳥エリアのあちこちに神様の気配が感じられるのは私だけでしょうか。

男綱から少し上流に登って行った所には、飛鳥川の飛び石があります。

昔の歌にも詠まれた飛び石。

対岸の異性を想う気持ちが推し量られます。川の流れは時の流れや、人の心の移ろいゆく様に似ています。そこはかとなくイメージの広がりを感じさせる、歴史ある飛鳥川の飛び石もまた稲渕の象徴です。

案山子ロードと彼岸花

飛鳥川のみならず、美しい田園風景の広がる明日香村稲渕地区。

案山子ロードも整備されていて、そぞろ歩きを楽しみたい人にはおすすめのコースとなっています。
眼下に広がる棚田風景は、正しく日本の絶景とも言える美しい光景です。

案山子ロード

明日香村稲渕の案山子ロード。

毎年秋に催される、手作り案山子の祭典は多くの観光客で賑わいを見せます。棚田風景の中に赤や黄の彼岸花が咲き誇り、明日香村を代表する風景の一つとされます。平成の世に、古き良き日本の風景が蘇ります。

黄色い彼岸花

案山子ロードの途中に黄色い彼岸花が開花していました。

カメラ片手にシャッターを切るハイカーたちが連なります。

栢森地区にある女綱を過ぎてさらに進むと、吉野方面へとつながる芋峠に入って行きます。

昼間でも薄暗い山の中は、神秘的な雰囲気に包まれています。持統天皇の吉野行幸は、おそらく芋峠を超えて行く道程だったのではないかと思われます。

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