夏~秋に咲くケイトウの花。
ヒユ科の一年生植物で、6月から9月にかけて開花します。
山の辺の道のルート上にある玄賓庵に、美しいケイトウの花が咲いていました。
玄賓庵のケイトウ。
鶏頭(ケイトウ)と書くだけあって、確かに鶏のトサカの形に似ています。
よ~く見てみると、このケイトウは人間の足の形にも似ています(笑)
護摩法要の玄賓庵@山の辺の道
三輪山を御神体とする大神神社から檜原神社へ向かう途中にある玄賓庵(げんぴあん)。平安時代に興福寺の僧であった玄賓が、仏教界の堕落と道鏡の専横を嘆いて遁世したと伝わるお寺です。拝観時間は午前10時から午後3時までと限られています。重要文化財の...
平安時代初期に隠棲した玄賓僧都
ケイトウの学名は、「燃焼」を意味するギリシャ語に由来するようです。
言われてみれば、確かに炎の形を連想させます。
玄賓庵の山門。
謡曲「三輪」で知られる玄賓僧都が、平安時代初期に隠棲していた庵として知られます。
藤原宮跡にも美しいケイトウの花が咲きますが、ここ玄賓庵もケイトウの隠れた穴場スポットでしょう。