雄鹿雌鹿の石灯籠!春日大社二の鳥居近く

春日大社には二千基の石灯籠があると言われます。

数ある春日大社石灯籠の中でも、大変珍しい石灯籠が二の鳥居近くにあります。

雄鹿雌鹿の石灯籠

雄と雌の鹿が彫刻された石灯籠。

お互いに抱き合う姿が彫られているとも言われ、この石灯籠を見つけると恋愛運が高まると言い伝えられます。ちょうど参道の分岐点手前にあり、意外と見つけやすい場所に佇んでいます。鹿の下方が苔生していて、ちょうど奈良公園の芝生に横たわる鹿を思わせます。石灯籠の台座部分に鹿が彫られ、その上方に目をやると「御宝前」と刻まれているのが分かります。

伏鹿の手水所!春日大社の祓戸
春日大社の手水場には鹿が座っています。鹿が口にくわえているのは巻物でしょうか、そこから水がチョロチョロと流れ出ています。正式には伏鹿の手水所(ふせしかのてみずしょ)と呼ばれています。春日大社二の鳥居を入った所 ~ 祓戸神社の脇に居座ります。

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七不思議の一つにも数えられる穴場の縁結びスポット

有名な寺社にはそれぞれに七不思議が言い伝えられるものですが、春日大社にも様々な伝説が飛び交います。

春日大社の縁結びスポットと言えば、誰しも夫婦大国社を思い浮かべます。しかしながら、隠れた縁結びの場所としてオス鹿メス鹿の彫られた石灯籠をご案内しておこうと思います。

春日大社の雄鹿雌鹿の石灯籠

春日大社の参道沿いには数多くの石灯籠が建ち並びます。

春日大社は藤原氏の氏神として信奉を集めています。

その歴史を紐解けば、和銅3年(710)に藤原不比等が、常陸の鹿島神宮から武甕槌命(たけみかづちのみこと)を勧請して春日山麓に祀ったことに始まります。神護景雲(じんごけいうん)2年(768)に、下総の香取神宮の経津主命(ふつぬしのみこと)、河内枚岡の天児屋根命(あめのこやねのみこと)や比売神(ひめがみ)を合わせた四神を祀って官社となりました。

春日大社二の鳥居

世界遺産古都奈良の文化財と記された春日大社の石碑。

春日大社二の鳥居前にある、記念撮影にはうってつけの場所です。

春日大社の石灯籠

石碑の脇の石灯籠。

うん?これは一体何なのでしょうか。奇妙なフォルムに目が釘付けになります(笑)

春日大社の石灯籠

お地蔵様でしょうか。

春日大社の石灯籠には、実に様々なモチーフが使われています。

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祓戸神社から始まる春日大社参拝

二の鳥居をくぐると、程なく左手に春日大社の祓戸社が見えて参ります。

その右手は、巻物を口に咥えた鹿の居る手水所です。たくさんの参拝客が足を止めて、神様の御前に出る前に心身を清めておられました。

春日大社の祓戸神社

春日大社末社の祓戸神社

なぜか奈良公園の鹿も紛れ込んで来ました(笑)

神護景雲4年(770)には既に鎮座していたという古社です。祓戸神社の御祭神は、清らかな水の流れをイメージさせる瀬織津姫神。毎年3月13日に執り行われる例祭・春日祭の「祓戸之儀」はこの祓戸社前で行われています。

春日大社の手水処

伏鹿手水所の前を鹿が横切ります。

ここから少し上手に上がって行くと、参道が二股に分かれています。

春日大社の石灯籠

ここです。

この一番手前に冒頭の石灯籠があります。

雄鹿雌鹿の石灯籠

目は切れ長ですね。

後頭部に流れるように伸びているのは、やはり鹿の角なのでしょうか。

耳が含まれているとしても、その上部はやはり角なんだろうなと思われます。

蓑亀の石灯籠

近くの石灯籠にも目をやると、これは吉祥の蓑亀(みのがめ)でしょうか。

つい最近では、長谷寺の礼堂で蓑亀の意匠を見つけましたが、縁起物を目にするだけでも気分が上向きます。

雄鹿雌鹿の石灯籠

ここからさらに上がっていけば、春日大社の本殿へと辿り着きます。

雄鹿雌鹿の石灯籠は、恋愛の運気を上昇させたい方、結婚相手を探している方、夫婦関係を改善させたい方などにおすすめのスポットとなっています。

奈良公園独特の景色と言われるディアライン(鹿摂食線)を見つけたら、今度は春日大社へ足を伸ばしてみましょう。春日大社石灯籠における二千分の一のお宝が見つかります。

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